前回は優秀な単体除去効果をもったランク4エクシーズモンスターについてお伝えしました。
今回は高打点のランク4エクシーズモンスターについて解説します。
なお、前もってお伝えしておきたいのが、ここでは打点と戦闘破壊力を分けて考えています。
打点はそのモンスターが戦闘や効果で与えることのできるダメージの総量が大きくなるほど高くなります。この指数は主にワンキルのしやすさに関わってきます。
よって、相手モンスターの存在有無によって左右されるものではないので(後述の例外を除き)環境に左右されない指数(絶対指数)であると言えます。
なので、《不意打ち又佐》>《ダークヒーローゾンパイア》となります。
例外として、相手フィールド上の条件次第で高打点となるモンスター(《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》《ダークブレイズドラゴン》など)があります。
これらは相手フィールドの状況次第で与えられるダメージが異なるため、環境に影響されやすい指数(被影響指数)となります。
十二獣が猛威を振るっている現環境で考えると攻撃力0のモンスターが表側攻撃表示で存在する状況は比較的頻繁に訪れる(以下例)ので《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》の打点が高くなります。
例1:《十二獣モルモラット》を特殊召喚されたが《次元障壁》を発動し、その後の展開を封じた。
例2:前の相手のターンにエクシーズ素材を持った《十二獣ドランシア》が攻撃に参加したが、効果を使用して攻撃力を持った十二獣を全て取り除いた。
一方で戦闘破壊力は戦闘で葬ることができる相手モンスターの範囲が広いほど高くなります。
この指数は相手のモンスターに依存する指数です。
例えば、相手フィールドに《絶望神アンチホープ》(攻守5000)が攻撃表示で存在している状況で、自分フィールド上に《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》が存在する場合と《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》が存在する場合の2パターンについて考えてみましょう。
《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》であれば自身の効果を使用する事で《絶望神アンチホープ》を戦闘破壊することができます。
《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》の場合は自身の効果で攻撃力5000となりますが、相手の攻撃力も5000なので相打ちとなります。
しかし相手が裏側表示の《ビッグ・シールド・ガードナー》であった場合《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》では反射ダメージを受けてしまいますが、《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》であれば、戦闘破壊が可能です。
このように状況によって、どちらが適しているかが変わってくるので、どちらが優れているとは一概には言えませんが、マスタールール制定以降の環境で言えば、裏側表示の高守備力モンスターに遭遇することは稀なので、戦闘破壊力で言えば《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》に軍配が上がるでしょう。
※なお「戦闘を介した破壊(など)」である場合でも、それが「効果による破壊(など)」である場合はこの指数には含まれません。
例:《A・O・J カタストル》《一刀両断侍》《霞の谷の戦士》
で、
今回は「戦闘破壊力が高いモンスターも、打点が高いモンスターもいない僕のデッキに何を採用しようか」という話でしたね。
候補は以下の3枚です。
《ガガガザムライ》
打点 :★★★★★
戦闘破壊力:★★
《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》
打点 :★★
戦闘破壊力:★★★★★
《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》
打点 :★★★★
戦闘破壊力:★★★★
迷わず《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》と言いたいところですが、彼は正規手順でX召喚できないので、どうしても《No.39 希望皇ホープ》も一緒に雇うことになるため、エクストラ枠を2枠も使ってしまいます。
なので、選択肢の組み合わせとしては
・《No.39 希望皇ホープ》&《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》
もしくは
・《ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン》&《ガガガザムライ》
です。
迷いどころですが、先述の通り現環境は低攻撃力のモンスターが棒立ちしやすい環境であると読んで、前者のホープ兄弟を採用しようと思います。
全体除去は何の迷いもなく《励輝士 ヴェルズビュート》にしました。
というわけで、僕のメインデッキの弱点を補うエクストラデッキの4枠は以下に決まりました。
《鳥銃士 カステル》
《励輝士 ヴェルズビュート》
《No.39 希望皇ホープ》
《SNo.39 希望皇ホープ・ザ・ライトニング》
狭き門を潜り抜けてきたえりすぐりのイケメン戦士たちです。(すぐにクビになるかもしれませんが)
[…] 次に、メインデッキの打点の低さと戦闘破壊の能力の低さを補えるランク4エクシーズモンスターについて考えてみましょう。 […]