前回はランク4エクシーズモンスターの選抜基準についてお伝えしました。
ざっくりおさらいすると、
「モンスターには大きく分けて8つの能力があり、自分のメインデッキに欠けている能力を補うエクシーズモンスターを採用する」
でした。
この様に説明したところで、実際に例を見て頂かないとわからない部分があると思うので、
今回は私のハーピィ十二獣デッキを例にエクストラデッキに採用するランク4モンスターについて解説したいと思います。
それではまず初めに僕の1軍デッキをであるハーピィ十二獣のデッキレシピを紹介したいと思います。
<メインデッキ>
■モンスター計20枚
3《ハーピィ・クイーン》
3《ハーピィ・チャネラー》
3《ハーピィ・ハーピスト》
1《ハーピィレディ1》
2《増殖するG》
2《幽鬼うさぎ》
3《十二獣 モルモラット》
1《十二獣 ヴァイパー》
1《十二獣 サラブレード》
1《十二獣 ラム》
■魔法 計12枚
3《ヒステリックサイン》
1《万華鏡-華麗なる分身-》
1《ハーピィの狩場》
1《ハーピィの羽根箒》
1《ブラックホール》
3《十二獣の会局》
1《演舞-「天キ」》
1《炎舞-「天枢」》
■罠 8枚
1《マジカル・シルクハット》
1《神の警告》
1《神の宣告》
1《ゴッドバードアタック》
3《ハーピィの羽根吹雪》
1《ヒステリックパーティ》
以上、合計40枚のメインデッキになります。
このデッキの強み(長所)は以下の3つ。
・《ヒステリック・サイン》で爆発的なアドバンテージを稼ぐことが出来る。
・十二獣のワンキル確定手札時に《ハーピィの羽根吹雪》を通せば、相手の手札誘発モンスターに妨げられる事なくワンキルを達成することが出来る。
・《ハーピィの狩場》や《ゴッドバードアタック》の存在と《ハーピィの羽根箒》のサーチのしやすさも相まって、バックの除去能力は高い。
次に弱点(短所)は以下の4点。
・バックの除去能力に相反してモンスターの除去能力はそれ程高くない。《幽鬼うさぎ》や《ゴッドバードアタック》で賄っている感じ。
・最高打点が《ハーピィの狩り場》配下の《ハーピィクイーン》の2100と相対的に低い数値である。
・売りである十二獣を用いたワンキルが十二獣の採用枚数を絞り過ぎているが故、決まりにくくなっている。
・展開を十二獣に頼りきりになっており、相手に一度展開されたときのリセット手段が《ブラックホール》のみと少ない。
以上4点がこのデッキの 主な弱点であり、同時にエクストラデッキでまかなっていかなければならない点になります。
また、僕のデッキも十二獣を採用している為、エクストラデッキは以下のエクシーズモンスター達を採用しています。
1《十二獣 ハマーコング》
1《十二獣 ダイグリス》
1《十二獣 ライカ》
1《十二獣 ワイルドボウ》
2《十二獣 ブルホーン》
2《十二獣 ドランシア》
1《魁炎星王-ソウコ》
1《外神ナイアルラ》
1《迅雷の騎士 ガイアドラグーン》
計11枚
彼らは、コンボパーツであり先述の8要素を考慮しての採用ではありません。
よって、今回考えるのはエクストラデッキの残り4枠で、どのようにメインデッキの弱点を補っていくかになります。
先述の通り、このデッキの弱点は以下の4点。
・モンスター除去能力の低さ
・最高打点の低さ
・ワンキル決定力不足
・リセット要員不足
これらを補うことが出来るランク4エクシーズを考えます。
この能力を考える際にも、現環境を鑑みる必要があります。
現環境での仮想敵に対して有効なエクシーズモンスターを選出します。
2017年2月現在は「遊戯王の公認大会に1年半ぶりに出てみた」でも記している通りの十二獣環境で高い耐性を持ったモンスターはあまり見かけません。
出張している(されている)真竜におけるエースモンスターである《真竜剣皇マスターP》がありますが、こちらは効果モンスターの効果を受けなくなるため、効果での除去は難しいので、後述の高打点モンスターをあてがった方が良いです。
このように環境においてはこれといった仮想敵が定まらなかった場合には以下の能力を持ったモンスターを優先します。
・破壊しない除去効果
※破壊耐性や破壊した時に効果が発動するモンスターは多く、なるべく破壊を経由しない除去が有効です。
・墓地に送らない除去効果
※破壊と同様に墓地に送られた時に、効果を発動するモンスターも多いです。
(・対象を取らない除去効果
※対象耐性は厄介ですが、戦闘破壊という手段もあります。)
以上の条件にマッチするモンスターは以下の2体となります。
《No.101 S・H・ARK・KNIGHT》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/水属性/水族/攻2100/守1000
レベル4モンスター×2
「No.101 S・H・Ark Knight」の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのX素材を2つ取り除き、
相手フィールドの特殊召喚された表側攻撃表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターをこのカードの下に重ねてX素材とする。
(2):フィールドのこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、
代わりにこのカードのX素材を1つ取り除く事ができる。
《鳥銃士 カステル》
エクシーズ・効果モンスター
ランク4/風属性/鳥獣族/攻2000/守1500
レベル4モンスター×2
「鳥銃士カステル」の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードのX素材を1つ取り除き、
フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを裏側守備表示にする。
(2):このカードのX素材を2つ取り除き、
このカード以外のフィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを持ち主のデッキに戻す。
上記2体のモンスターはいずれも汎用性があり、優秀なモンスターはですが今回は後者の《鳥銃士 カステル》を採用したいと思います。
理由は僕のメインデッキのテーマがハーピィであるため、《ゴッドバードアタック》のリリース要員にできたり《ハーピィの羽根吹雪》の発動条件を満たすことが出来るためです。
次に、メインデッキの打点の低さと戦闘破壊の能力の低さを補えるランク4エクシーズモンスターについて考えてみましょう。
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[…] それでは次回は実際に僕のデッキを例に、ランク4エクシーズモンスターの選抜方法をお伝えしたいと思います! […]