遊戯王の遊び方の一種でドラフトって知ってますか?
ドラフトを直訳すると「下書き」や「徴兵する」等いろいろな意味がるのですが、
遊戯王におけるドラフトとは...
あらかじめ用意されたカードで複数人がその場でデッキを作り、それを使ってデュエルをする
という遊戯王カードの遊び方の一種です。
ドラフトではデッキを作る工程で相手の邪魔をしつつ自分のデッキを作る等、
通常のデュエルにはない、即興でのデッキ構築能力(知識量・発想力)や相手がどのようなデッキを作ろうとしているのか予想する能力などが必要になってきます。
本記事ではこのドラフトのやり方について解説します。
また、ドラフトの派生形で、市販のパックを使用したドラフトがあるのですが、これを実際にやってみた際の動画があるのでそれも併せてご紹介していきます。
ドラフトのやり方について、順番に解説していきます。
ドラフトで使用するカードの束(これをキューブと言います)をドラフトの主催者があらかじめ用意しておきます。これが結構大変。
カード束の枚数はドラフトに参加する人数×60枚のメインデッキと、人数×15枚のエクストラデッキが理想的ですが、特に決まりはないのでこれ以上でもこれ以下でも問題はありません。
ただし、これより少ない枚数にしてしまうと、戦略性が乏しくなってしまうことがあります。
逆に多すぎると、デッキを作る工程が冗長になり、イベントの中だるみの原因となるので、そこは考慮して多くても80枚程度に収めた方がいいでしょう。
ちなみに、4人ドラフト用で一人メイン60枚、エクストラ15枚だとしても、300枚のカードが必要になる計算です。これを用意するのも管理するのも結構大変ですのである程度の覚悟は必要です。
基本的に自由です。
ドラフトに参加する方の属性(遊戯王初心者なのか、カジュアル勢なのか、ガチ勢なのか)によって内容を変える等の工夫をしても良いでしょう。
※初心者ならば通常モンスター多め、カジュアル勢なら単体で機能するカード多め、ガチ勢ならコンボ性の高いカード多め等。
どんな風に作ったら良いか分からないという方はテンプレ(以下リンク)があるのでこちらを使用したり、テンプレをベースに独自のキューブを作ってみてもよいかと思います。
キューブドラフトカードプール一覧(外部リンク)
大都会ドラフトプール(外部リンク)
はっちCS(外部リンク)
また、用意したカードの束は複数人が触ることになるので、カードに傷がついたり折れ曲がったりしてしまった際に、「誰が責任を取るのか」という話になります。
そういうトラブルを避けるため、使用するカードはなるべく安価なモノ、もしくはプロキシを使うことをオススメします。
ドラフトを開催する際に事前に用意しておくのはここで用意したキューブだけなので、これさえ用意出来ればいよいよドラフトの開催です。
次章では、実際にドラフト開催する際にどのような手順で進めていくのかを紹介していきます。
前章で用意したキューブを一定の枚数で小分けにしていきます。
小分けされたカードの塊をパイルと言います。
パイル枚数は20枚が一般的です。
パイルは主催者があらかじめ小分けにしておいても良いですし、会場で参加者にランダムで小分けにしてもらっても良いです。
※後者の方が手間は掛かりませんが、前者の方が「パック感」が出て参加者のワクワク感が増します。(たぶん)
作成したパイルを机の上に裏側に並べたら準備完了です。
作成したパイルを各参加者が無作為に1つずつ取っていきます。
各参加者は自分が取ったパイルの中身を確認し、その中から1枚を選択して手元に置きます。(これをピックと言います)
ピックしなかった残りのパイルは右の人(※)に渡します。
※右の人に渡すのか左の人に渡すのかはあらかじめ決めておきましょう。
※ピックする際の思考時間はあらかじめ決めておきましょう。(30秒~1分が目安)
これを20回くりかえすと、各参加者の手元に20枚のカードが置かれている状態になります。
これを用意されたパイルが無くなるまで繰り返します。
※自分がどんなデッキを組むのか、またどんなコンボを行うのかを考えると同時に、相手はどんなデッキを組んでいるのかを読み、自分のデッキに必要ないカードでもピックする、などの戦略が考えられます。(ドラフトの醍醐味その1)
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ピックを終えたらデッキ作成のフェイズです。
自分が取得したカードを使って40~60枚のデッキを作っていきます。
ここでも、相手がどんなデッキを作ってくるのかを読み、そのメタカードを入れるなど様々な戦略が考えられます。(ドラフトの醍醐味その2)
組みあがったデッキでデュエルします!
各工程(ピック・デッキ作成)で講じた策が実るか散るか、すべてはここにかかっています。
デュエルなのでもちろん運要素もありますが、ピックやデッキ作成の行程で考えたプランがハマると超気持ちいいです。(ドラフトの醍醐味その3)
逆にピック・デッキ作成に失敗してしまうと、このデュエルの時間帯が非常に苦しいものになります。(ピックからやり直して―ってなる)
以下動画は実際にドラフトをやってみた時の動画です。(管理人も出演しています)
以下動画では当日発売のデッキビルドパックをそのままパイルとして使用しています。
また、特殊ルールとしてあらかじめ自分で用意したカードをピックしたカードに加えて使用して良いことにしています。
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※詳細は動画説明欄をご確認ください!
まとめ
今回はドラフトのやり方について説明させて頂きました。
まとめると…
・主催者はキューブを用意、管理する必要があるのでちょっと大変
・相手がどんなデッキを作っているのかを読む能力が求められる
・即興のデッキ作成能力が求められる
・プランがハマったときはすっごく気持ちいい
普段のデュエルでは問われることのない要素がたっぷり詰まったドラフト。
主催者はちょっと大変ですが、サブイベントでやるのも良いですし、キューブのカードプール次第では最近の環境はわからないという方でも楽しめる遊び方です。
みなさんも一度お試しあれ!
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