2017年7月のレギュレーション変更以降はかつてないほどの良環境なのでは!?と思うほど、環境では様々なデッキが好成績を収めています。
本日はそんな今の良環境についてとお話ししたいと思います!
記事末にてお伝えますが、今週は特に様々なテーマのデッキが上位入賞を果たしました。
この様な状況下では自分が好きなテーマ(例えば【ガガガ】とか)で店舗公認大会、ひいては大規模なCSでも上位入賞を狙えます。
いろいろなテーマが活躍できる可能性がある環境であれば、プレイヤーの選択肢が広がったり、自分が好きなテーマを使うことができるので「遊戯王」とうゲームがより楽しいものになります。(なるはず)
これがいわゆる良環境というものだと思うのですが、若干定義が曖昧なので今回はまず遊戯王における良環境について整理したいと思います。
良環境とは以下の項目を満たしている環境である。(あくまで僕の個人的な考えですが・・・)
遊戯王はデュエル開始と同時に握手を行い、その後に行うじゃんけんの勝敗で先攻ターンプレイヤーと後攻ターンプレイヤーを決定します。
この先攻後攻の決定がデュエルの勝敗に大きく影響する環境、いわゆるじゃんけんゲーと揶揄される環境はプレイヤーにとって喜ばしい状況ではありません。
じゃんけん勝敗でデュエルの勝敗が決まるとか・・・単純につまらないですから。
遊戯王では第2期の新エキスパートルール~2014年03月のマスタールール3施行前の間は先攻ドロー(先攻プレイヤーが1ターン目にドローできる)が存在したため、じゃんけんゲーまでとは言わないにせよ「絶対的に先攻が有利」のカードゲームでした。
しかし、マスタールール3の施行により先攻ドローが廃止された為、現在においては「先攻後攻どちらが有利なのかはデッキによって異なる」という環境であるといえます。
よって、この観点における遊戯王の環境は非常に良いと言ってもいいのではないでしょうか。
「運」要素が強すぎる環境とは、ジャンケン勝敗やカード1枚の性能が極端に高いことによる『○○を引けたら勝ち』といった環境を言います。
こうなると、プレイングやデッキ構築を楽しめない。
逆に「プレイング」要素が強すぎると、ルールをより深く理解し、生き字引なみのカードプール知識をもち、実戦における経験を積んだプレイヤーだけしか勝てないという状況となり、遊戯王への新規参入者や「久しぶりに遊戯王やろうかな」と考えている出戻り組さえも寄せ付けない状況になってしまいます。
「構築力」要素も「プレイング」要素に似たようなところはありますが、これは強い人に「デッキを作ってもらう」「レシピを拝借する」等、他者に頼ることもできる。また、デッキを構築しているとき(組んでいるとき)が一番楽しい等の意見もあるので、この要素が極端に強くなっても、環境悪化への影響はそれほど高くないと思います。
今の遊戯王が心配すべきなのは「プレイング」の要素。
リンク召喚導入によるカード位置の定石化や、カードプールの増加、カード効果の複雑化が進めば、勝因における「プレイング」要素がますます高くなっていきます。
この様な状況に加え「強いテーマのカード効果が複雑」であったりすると、初心者が環境で勝てるようなるまでに立ちはだかるハードルがより高いものとなるでしょう。
要は、もっと簡単に楽しめるゲームにしないと新しく始める人いなくなるぞっ!
という事。
まぁその複雑さやむずかしさが楽しかったりするのですが。
これは単純に、各テーマのカードの強さのバランス。
これが極端に崩れると、ある一定のテーマしか勝てない環境となり、そのテーマが肌に合わないと感じた人は次々と辞めていくでしょう。
下記の環境デッキ調査結果(CS上位者使用デッキ推移【%】)を見て頂ければ分かると思いますが、この点において現在遊戯王は比較的良い状況だと思っています。
[今レギュレーションにおいて比較的大規模(40人以上)で行われたCSのベスト4以上入賞のデッキの推移です。]
>>>次回、良環境になると何が起こるか。をお楽しみに!
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