前回は手札事故とは何かについて解説しました。
今回は具体的に、事故率が低いデッキの作り方について、解説したいとおもいます。
事故率が低いデッキ、と言っても前回解説した通り、事故の定義は人によって異なります。
なので、
「このカードを入れたら事故らない」
「このカードを入れたら事故る」
と、一概には言えないですが、自分のデッキを事故りにくくする理論と効率的な方法があります。
それぞれ確認しましょう。
構築したデッキで、やりたい事がたくさんあるとそれだけ事故りやすくなる傾向にあります。
全てのデッキがこの限りではありませんが、例えば
行為Aをするために、カードXとカードYが必要であったとします。
同じように、行為Bをするために、カードXとカードZが必要です。
整理すると
行為A@カードX+カードY
行為B@カードX+カードZ
となります。
この時、カードYとカードZが来た場合、なんの行為もできなくなるとしたら・・・
その時がまさに事故です。
このメカニズムで、やりたいことが増えれば増えるほど、なんの行為もできないカードの組み合わせも増えてしまいます。
そうならないためには、あらかじめやりたいことはある程度絞っておいた方が良いでしょう。
前章に習って、以下のケースを、考えてみましょう。
行為A@カードP
行為B@カードQ+カードR
行為C@カードS+カードT+カードU
もう察しがつくかと思いますが、ある行為をするために必要なカードが増えれば増えるほど、事故率が高くなります。
複数のカードを使った行為とは、いわゆるコンボですが、コンボに必要なカードが多いと、それに伴って事故率も高くなります。
そういう意味でも、カード1枚から協力な展開が可能な十二獣などのテーマが強いのは必然ですね。
苦労して召喚したモンスターが墓地や除外ゾーンに言ってしまった時、たった1枚のカードでフィールドに戻せる蘇生帰還系のカードはとても魅力的ですが、デュエル序盤ではどうしても腐ってしまいがちです。
サルベージ系のカードもアドバンテージの観点からついつい多めに投入したくなりますが、事故率を上げる要員でもあるので、テストプレイをして、自分のデッキに合った枚数を採用しましょう。
次回はそのテストプレイの効率的な方法について解説しようと思います。
遊戯王は40-60枚の間でデッキを構築しますが、なるべく40枚に近づける、可能ならば40枚ちょうどにした方が事故率は下がります。
これは先ほど解説した、
やりたいことを絞る
少ない枚数でやりたいことをやる
とも関連しますが、枚数が少ない方が手札が有効なカードの組み合わせである確率が上がります。
これはかなり重要で、もしご自身のデッキが45枚以上となってしまった場合、先述の
やりたいことを絞る
少ない枚数でやりたいことをやる
と言う観点で、もう一度考え直した方が良いかもしれません。
また、デッキを40枚に近づけた方が良い理由はもう一つあります。
それはあるテーマでデッキを組む場合、大きくアドバンテージを稼ぐことができるカードやデッキの軸となるいわゆるキーカードを引ける確率が高くなるからです。
■大きくアドバンテージを稼ぐことができるカード
《ハーピィの羽箒》
《ブラックホール》
《妨さまたげられた壊獣かいじゅうの眠ねむり》etc...
◆デッキの軸となるカード
真竜デッキの《ドラゴニックD》
kozmoデッキの《kozmo エメラルドポリス》
十二獣デッキの《十二獣の会局》
ハーピィデッキの《ヒステリックサイン》etc...
でしょうか。これらの理由から「芝刈りをしたい」など、よほどの理由がない限り、デッキ枚数は少ない方が良いです。
デッキによっては《成金ゴブリン》を投入した方が事故率が低下するものもあるとおもいますが、デッキ枚数を減らしすぎると、中盤以降息切れを起こすと言うことを考えられるので注意が必要です。
※ライフ1000回復は地味に痛い
ここまでで、事故りにくいデッキにするための理論をご紹介しましたが、
理論って、知ってたり分かってはいても、それが出来ているのかいないのか自分では気づかないことが良くありますよね(^_^;)
僕もしょっちゅうわからなくなります|д゚)
そんな僕たちのために、効率的なデッキセルフチェック方法を次回はご紹介したいと思いますので、
ご期待ください(^o^)/
また、当記事についてのご感想もお待ちしておりますので、気づかれた点等ありましたら、コメント欄や問い合わせフォームからご連絡ください^^
[…] ・・・と、話がずれましたが、次の記事では一定の優位性を保ちつつも事故率の低いデッキの作り方(考え方)を解説します。 […]
なるほどそうゆうことだったんですね。自分はコンボ重視で一つのデッキでやりたいことが多かったのでほとんどが60枚構成でした。そしていざオンラインで対戦すると同じカードが3枚手札にあったり、
下手すると召喚できるモンスターがいない状態になったりしていました。