今週も環境で使われている除去妨害カードランキングをお届けします!
[ランキング内容]
○環境除去妨害カードランキング
■集計方法
集計方法リンク先参照
■期間
2018年1月18日~1月24日
■集計デッキ数
4大会 上位11デッキ
それでは早速ですがランキング結果を発表します!
今週のデッキランキングでは【セフィラ】と並んで【トリックスター】が環境トップにのし上がってきたので【トリックスター】で採用されやすい除去妨害カードがランクインしました。
その中でも、目を引いたのが《トリックスター・ライトステージ》と同率3位にランクインした、トリックスターとの相性が非常に良いこのカード。
グラッドンでもクラットンでもなくグラットン!
よろずぐらいのグラットンです。
このカードについて簡単におさらいしておきましょう。
■メリット
① 召喚権を使わない
→フィールドの状態に縛られずに特殊召喚できるのは非常に大きい。
② リンク召喚と相性が良い
→いざとなったら《リンクリボー》に変換することができる。
墓地にリンクリボーが存在すれば、このカードの除外効果に加え、相手の攻撃を合計2回無効化することができる。
③ 属性に恵まれている
→《闇の誘惑》や《ダークアームド・ドラゴン》、カオスなど闇属性であることはメリットになります。
④ 耐性持ちやリクルート・サーチ効果を持ったモンスターカードへの回答になる
→最も大きなメリットであり、このカードを採用する理由になります。
■デメリット
① ダメージ効率が悪い
→相手モンスターの除去には長けますが、それほど大きなダメージを与えられるカードではない。
② 実質、エクストラデッキ枠を割いてしまう。
→特殊召喚する際には、フィールド、手札、EXデッキからの裏側除外が必要ですが、
フィールド、手札からの除外はアドバンテージを失うことになる為、除外箇所は実質EXデッキからになります。
エクストラ枠を多用するデッキとは相性が良くありません。
③ 除去に戦闘を介する。
→対象を取らない破壊以外の除去という点では非常に優秀ですが、戦闘を介する必要があるので攻撃反応型のトラップカードなどには弱いです。
さて、そんな《百万喰らいのグラットン》ですが、なぜここまで環境で使われ続けるのでしょうか?
上記でもお伝えしましたが、このグラッドンが使われ続ける理由はメリット④の「耐性やリクルート・サーチ効果を持ったモンスターカードへの回答になるから」ですね。
手札誘発モンスターなどで相手の動きを妨害しても、その妨害を掻い潜られた末に出されたモンスターが非常に高い耐性を持っていたり、破壊やフィールドを離れた時などに発動するサーチやリクルート効果を持たれていたりすると非常に厄介ですよね。
このカードは破壊を介さない除去であるため、それらの厄介なモンスターへの回答になりつつ、裏側表示での除外のため、再利用を許しません。
つまり、環境に破壊耐性や対象耐性、またそれに加え優秀なリクルート・サーチ効果を持ったモンスターの割合が多ければ多いほどこのカードの採用率も高くなる、つまり使われ続けます。
これほど便利なグラットンですが、採用されるデッキにはある特徴があります。
先述の通り、フィールドに出すためには最低5枚ものカードをEXデッキから除外することになります。
エクストラデッキがキッツキツの現環境において5枚除外というのは非常にデカい。
よってこのカードを採用するデッキは【トリックスター】や【サブテラー】など、比較的EXデッキのモンスターに依存しないデッキであることが特徴です。
■まとめ
《百万喰らいのグラットン》はキッツキツのEXデッキ枠を割いてまでも入れたいほどのカードではないが、そうでなければ、除去が困難なモンスターへの回答として是非とも採用したいカード。
以上、グラットンと今週の除去妨害カードランキングについてでした!
それではまた次回( ^∀^)ノ
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