エンドフェーズとターン終了時

エンドフェイズまでとターン終了時までの違いは!?


エンドフェイズまでとターン終了時までの違いを説明します。

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カードのテキストで混同しやすいものとして、以下の二つの表記があります。

 

「エンドフェイズ時まで~」
「ターン終了時まで~」

 

この二つですが、同じようで実は違う、そして、実にややこしい(細かく覚えるには暗記の必要ありな)ルールだったので整理しておきたいと思います。

 

エンドフェイズにおける処理

まず、ざっくり説明すると「エンドフェイズ時まで」効果が持続するカードは

 

「エンドフェイズの任意のタイミングで効果を無効化させる処理を行わなければならない」のです。

 

そして、「任意のタイミング」とありますが、完全に任意ではなく
以下のルールについても理解しておく必要があります。

・エンドフェイズの優先権はターンプレイヤーが持っている
・エンドフェイズの効果処理は基本的に1つずつチェーンを組まずに行う。
・同時に複数の効果が発動した場合のみチェーンを組んで行う。
・発動した効果に対し、スペルスピード2,3の効果を発動することは可能。

※この辺の細かい話は<エンドフェイズについて>を参照。

 

ややこしいですね( ゚Д゚)

 

詳しくは後述しますので、次に「ターン終了時」の処理について調べてみましょう!

 

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ターン終了時における処理

初めにターン終了時とはいつのことか確認しておきましょう。

 

以下に示したのは自分のターンのエンドフェイズから相手のターンに移行するときのイメージ図です。

ターン終了時(青色★部)はどちらのターンにも属しません。

 

つまり「ターン終了時に行われる処理の後にはターンプレイヤーも非ターンプレイヤーも処理を行うことはできない」ということです。

 

次に各プレイヤーが効果を発動できるのは次のターンプレイヤーのドローフェーズ時です。

 

また補足ですが、旧テキストによくある「ターン終了時に~する」という記載は、実際に処理を行うのは「ターン終了時」ではなく「エンドフェイズ時」となります。

 

エンドフェイズのエラッタ

ここまででエンドフェイズとターン終了時の違いについてお伝えしてきましたが、1つ気を付けなければいけないことがあります。

 

公式が2014年7月10日に施行したエラッタにより、なんと

 

一部の「エンドフェイズ時」までと表記されていた効果を「ターン終了時」まで持続する

 

ようになりました。

 

 

ここで肝なのが、エラッタ対象のカードとエラッタを免れたカードの理解です。

エラッタの対象効果と非対象の効果を以下に記します。

エラッタ対象(ターン終了時までになった)

ステータス変動(例:《D-HERO ダッシュガイ》、《ゼンマイシャーク》、《竜の血族》)
効果の無効化(例:《エフェクト・ヴェーラー》、《ガスタの神官 ムスト》)

 

誓約効果(例:《ソニックジャマー》、《ゴブリン陽動部隊》)

耐性効果(例:《極神聖帝オーディン》、《海竜神の加護》)

ダメージ関連(例:《ピケルの魔法陣》、《レインボー・ライフ》)

ピーピング(例:《ピケルの読心術》、《黄金の天道虫》)

エラッタ対象外(エンドフェイズまでのまま)

カードの移動(例:《精神操作》、《亜空間物質転送装置》)
カード名変更(例:《古代の歯車機械》、《スペア・ジェネクス》)

エラッタによる影響の例

ここまでは「事実のみ」をつらつらと書いてきましたが、ここではエラッタによる具体的な例を見ていきましょう。

 

例えば、今回のエラッタで《エフェクト・ヴェーラー》の効果がエンドフェイズ時までではなく、ターン終了時までになりました。

 

よって、下記のような場の状況でターンプレイヤーのエンドフェイズの時に今までであれば、

 

<場の状況>

ターンプレイヤー:《ライトロード・サモナー ルミナス》が表側表示で存在@《エフェクト・ヴェーラー》に効果を無効化されている

フェイズ    :エンドフェイズ

 

ターンプレイヤーが「優先権を放棄しますので、エンドフェイズの効果処理をお願いします」

 

と言えば、非ターンプレイヤーは《エフェクト・ヴェーラー》の効果を無効化する処理をせざるを得ません。

 

このタイミングで非ターンプレイヤーが《エフェクト・ヴェーラー》の効果を無効化する処理を行いたくないため、優先権を放棄しても、

 

ターンプレイヤーが再び優先権を放棄(はよ《エフェクト・ヴェーラー》の効果無効にしろやぁぁ!!!(心の声))することで、非ターンプレイヤーは「エンドフェイズに必ず行わなければいけない処理をしなければならない」つまり

 

《エフェクト・ヴェーラー》の効果を無効化する処理を行わなくてはならなくなります。

 

※処理を行った後の優先権は非ターンプレイヤーに残ります。非ターンプレイヤーはエンドフェイズの取り決め通り、好きな順番でチェーンを組まずに効果の発動などができます。

 

《エフェクト・ヴェーラー》の効果を無効化したことによって、せっかく無効にした《ライトロード・サモナー ルミナス》のデッキからカードを墓地に送る効果をターンプレイヤーに使用されてしまいます。

 

しかし、今回のエラッタで《エフェクト・ヴェーラー》の効果がターン終了時まで継続するようになったので、非ターンプレイヤーは《エフェクト・ヴェーラー》の効果を無効化する処理を行う必要がありません。

 

つまり、エラッタ後の《エフェクト・ヴェーラー》は《ライトロード・サモナー ルミナス》の効果を1ターンの間は完全に封殺できます。

 

今回のエラッタで強さを増した《エフェクト・ヴェーラー》タソ。

 

「一度無効にした効果をエンドフェイズだから発動できる!」みたいなことは通用しなくなったので、今後の活躍に期待したいところであります!

 

最近はお株を《ブレイクスルー・スキル》や 《幽鬼うさぎ》に奪われがちなようですが・・・。

 

頑張れヴェーラー。シンクロするぞヴェーラー!!!!(ぇ

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コメント1件

  1. […] フィールドの効果モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。 その後、自分の墓地に魔法カードが3枚以上存在する場合、 そのモ […]

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