サレンダー(降参を宣言)するとジャッジによるマッチキル(マッチロス)をくらう事があります。
これは誰でも遭遇する可能性のある事ですので、このブログを読んでいただいてる良い皆さんにも手口を知って頂き、やられないように備えて欲しいと思います。
因みに、実際に僕もやられかけました。
プレイヤーA:「カードをさらに3枚伏せてターンエンド」
状況はマッチ戦1戦目。
開始から20分が経過。
状況はプレイヤーAの圧倒的有利。
プレイヤーA(【オルターガイスト】使い)のフィールドには伏せカード4枚と《オルターガイスト・プロトコル》(モンスター効果をターン1で無効にする永続罠)。そして《オルターガイスト・ヘクスティア》(魔法罠を発動無効)が2体と《オルターガイスト・シルキタス》(フリーチェバウンス)。
一方、プレイヤーB(【閃刀姫】使い)の場には《閃刀機関-マルチロール》のみ。
手札は今さっき引いた《サイクロン》だけ。
プレイヤーBにとって、この試合は絶望的な状況である。
プレイヤーBは早く次のデュエルに入りたかったのでサレンダーを宣言した。
プレイヤーB「すみませんサレンダーで。」
頷くプレイヤーA。
プレイヤーB「それではサイチェンします。」
プレイヤーBはサイドチェンジをするために、墓地のカードと手札、そしてフィールドのマルチロールをデッキと混ぜて、
サイドデッキに手を伸ばしたその時だった。
プレイヤーA「ジャッジィィィィィ!!!!」
店内に響きわたるジャッジコール。
通常このタイミングでジャッジを呼ばれることは無いので、動揺するプレイヤーB。
ただでさえ、店舗代表決定戦で緊張しているのに、このタイミングでジャッジを呼ばれたことで、プレイヤーBの心臓は破裂しそうなほど激しく鼓動した。
プレイヤーB「(ヤベェーーーー!俺なんか悪いことしたかーー!?汗汗汗汗汗汗汗汗)」
鳴りやまない心臓音。
注目するギャラリー。
そして、迫りくる店員(ジャッジ)。
ジャッジ「どうしました?」
プレイヤーA:「すみません。今マッチ1戦目だったんですけど、相手の方がデッキを片付けだしたんです」
プレイヤーB:「へっ!?そこ!?(自分はサレンダー宣言したわけだし…何も悪いことしてないじゃん)」
ひとまず安どするプレイヤーB。
ジャッジ:「(あぁ~、またこれか~)」
プレイヤーBは自分に非があるとは思っていないので弁明する。
プレイヤーB:「僕はマッチ1戦目をサレンダーして、今サイチェン中なんですが…なにかいけなかったでしょうか」
プレイヤーA:「え、公認大会ってサレンダーないですよ(ドヤ顔)」
プレイヤーAが何言ってるのかわからないプレイヤーB。
プレイヤーB:「それは…正式にはそうかもしれないですけど、あなたもこちらのサレンダーを承諾しましたよね?」
プレイヤーA:「したつもりはないです。」
プレイヤーB:「(頷いてたじゃねぇかよこのやろー!)」
内心キレるB。
あくまで平静を装うA。
飽きれるジャッジ。
プレイヤーA:「ジャッジさん。この場合どうなりますか?」
ジャッジ:「そうですねぇ。この場合、Bさんがデュエルの続行が不可能となる行為をしたという扱いになりますので、プレイヤーBさんのマッチロスとなります。」
プレイヤーB:「いや待ってください!!確かにデュエルの続行ができなくなることをしたのは僕かもしれませんが、シングルロスではなくマッチロスになるんですか?」
ジャッジ:「はい。マッチロスになります。」
プレイヤーB:「まじかよ…。いや待てよ、確かにデッキを片付けて、デュエルを続行できなくしたのは僕かもしれませんが、それはAさんも同じこと……あ、あぁ!!」
なんとプレイヤーAは自身のフィールド、手札、墓地、除外ゾーンに至るまで一切手を触れずにジャッジ待機していたのである。
「続行できなくなった原因はプレイヤーBのみにある」という証拠をジャッジに確認してもらうために、プレイヤーAはあえて自分のカードに触れることなく取って置いたのだ。
そう、これはプレイヤーAの確信犯的所業。
プレイヤーBはハメられたのである。
言葉を失うプレイヤーB。
遠い所から遥々、片道2時間かけてやってきた店舗代表決定戦。
まさかこんな形で幕が下りるとは思ってもいなかった。
その為か、プレイヤーBの精神的ダメージは半端なく、立ち上がることができなかった。
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そんなBに対してAが追撃する。
プレイヤーA:「Bさん、プレイ中にいきなりデッキを片付け始めちゃダメじゃないですか(プププププ( ´艸`)プププププ)。次からは気を付けてくださいね。お疲れさまでした。(半端な気持ちで入ってくるなよ…決闘の世界によぉ!)」
プレイヤーB「(プチン)」
プレイヤーBの中で何かがキレた。
・・・
(以降の成り行きは読者様のご想像にお任せします…)
表現がオーバーだったかもしれませんが、以上が相手のサレンダーを利用したマッチキルの手口です。
要は、公認大会にサレンダーというルールがないことを利用して「サレンダーした相手がデュエルの続行が不可能となる行為をした」証拠をジャッジに確認させることによって、マッチロスを誘うというやりかたです。
通常の公認大会でコレが行われているというのは聞いたことがないですが、店舗代表決定戦など、高額商品の出る大会だと、この様な事件が発生したとたまに聞くことがあります。
僕も実際やられそうになりました。(その時は相手もデッキを片付けてしまっていたので、シングルロス扱いで済みました)
まとめ
確かにAの言う事は間違いではなく、ルールの虚を突いた戦略といえばそうなのかもしれないですが、僕はAさんと友達にはなりたくないですね…。
いやむしろ、この事象が発生している根本的な原因は
「サレンダーなし、という形骸化したルールをいつまでも放置しているxxxxMIの責任だと思う」のですが…。
皆さんはどう思われますか…?
コメントお待ちしております。
そうですね。
サレンダーについても明確なルールを決めることですね。
あとはサレンダーしてもジャッジが来るまでカードに触れないようにするべきですね。
僕そうしようと思います。
サレンダーした場合、相手が片付け始めてからこっちも片付け始めないとですね、、、。めんどい…
これって逆にAがサレンダーを宣言して、Bがデッキを片付け始めた場合でも同じようにBがジャッジキルされるんだろうか
もちろんAはデッキを片付けていない場合
A性格最悪ですね。
サレンダー関連ではないですが以前オルターガイスト使いに嫌な気分にさせられたのを思い出しました。
サレンダーは暗黙の非公式ルールですが早く公式ルールに組み込んでほしいものです。
私も今度からサレンダーしても相手が片付け始めるまで片付けないように心掛けるようにします。
サレンダーと自分のデッキを故意に崩す等の反則行為による敗北はマッチでの敗北で良いと思う
サレンダーがルールに存在していていない事が普通に異常
なお全国予選の動画とかでは平然とサレンダー→握手が記録に残ってる模様
上記の様に公式ジャッジも「サレンダーは反則では無い」が恒例化してるんだから、さっさとルールブックに記せ
便所ワンキルみたいな逆に良く考えたな〜感が無い。
他のTCGの賞金かかったでかい大会だと卓で違反があった場合違反した側だけじゃなく
お互いに罰則が適応されるのは面白いと思った
内容としては、「違反の見逃し等で優位に立つプレイヤーがいる為」だとか。