遊戯王の新ルールが発表されました。(裁定一覧についてはこちら)
今まで、シンクロ召喚、エクシーズ召喚、ペンデュラム召喚とありましたが、
今回の新ルールで追加された召喚方法は、その名も
リンク召喚!!
シンプルな名前ですが、
今回が一番インパクトがデカいです!!
正直、遊戯王史上、一番インパクトがデカいルール改定なのではないかと・・・(KO●AMIさん勇気出したなぁ)
なぜインパクトがデカいかというと、既存のテーマにもかなり大きな影響を与えるからです。
特にエクストラデッキを使用するテーマに対する影響は計り知れない。。。
リンク召喚のインパクトも大きいですが、それ以外でもルールが変更となっているので
一つずつ見ていきましょう。
前回のマスタールール3の時はPゾーンの追加でしたが、今回は変更になります。
言葉だけで説明するとわかりにくいので、下の絵をご覧ください。
①「EX(エクストラ)モンスターゾーン」にはエクストラデッキのモンスターを置けます。
逆にEXゾーン以外の場所にはEXデッキのモンスターは最初は置けなくなります。
ここが、今回のルール変更で一番デカいところですね。
また、EXゾーンがどちらも空いている場合はどちらにEXデッキのモンスターを置いてもいいのですが、
片方しか置くことはできず、片方においてしまうと、その瞬間もう片方のEXゾーンは相手の
EXゾーンとなります。
これだけだと
「エクストラデッキからモンスター1体しか召喚できないなんてありえねぇ!!!」
と聞こえてきそうですが、ここでポイントになるのが今回の新しい召喚方法であるリンク召喚です。
リンク召喚については次の章で解説したいと思います。
②「メインモンスターゾーン」は今まで「モンスターゾーン」としていた場所を、
”基本はメインデッキのモンスターしか出せない場所”という意味(たぶん)で、
この様に改名されました。
③「魔法&罠ゾーン」の左右にPゾーンが加えられ、既存のPゾーンは廃止となりました。
尚、新設のPゾーンには魔法カード扱いのPモンスターも置けますし、普通の魔法&罠カードも置くことができます。
※《揺れる眼差し》などで破壊できるのはPモンスターだけで、Pカード以外の魔法罠カードは破壊されないという裁定が出ています。
リンク召喚とはEXデッキのリンクモンスターを特殊召喚することです。
リンクモンスターとは以下の特徴があることが分かっています。
① レベルや守備力を持たず、守備表示にならない。
※月の書などで対象にとれない
② レベルならぬ、LINKという数値を持っており、その数値分のモンスターを墓地へ送りEXデッキから特殊召喚する。
墓地へ送るモンスターは条件に当てはまるモンスターでなくてはならない。(《デコード・トーカー》を特殊召喚する場合、墓地へ送るモンスターは「効果モンスター」である必要があります。)
また、リンクモンスターをリンク召喚のために墓地へ送る場合、墓地へ送るリンクモンスターのLINK分、墓地へ送るモンスターの数として賄うことができます。
つまり《デコード・トーカー》をリンク召喚したかったら、
・効果モンスター3体
もしくは
・LINK2のリンクモンスター1体と効果モンスター1体
を墓地へ送る必要があります。
③リンクマーカーを持っている
次章でご説明します。
リンクモンスターの登場に伴って、新たに「リンク先」という概念が誕生しました。
リンク先とはリンクモンスターのリンクマーカー(上記黄色の○内)が指し示す先のことで、リンク先にはEXデッキのモンスターを出すことができます。
上記の《リンクスパイダー》をEXモンスターゾーンにリンク召喚した場合、このカードは下向きのリンクマーカーだけが赤くなっているので、EXモンスターゾーンの真下のメインモンスターゾーンのみにEXデッキのカードを出すことができます。
つまり以下のような盤面の場合、黄色枠の部分にはエクストラデッキのモンスターを特殊召喚可能ということです。
更に、リンクモンスターを連ねることも可能です。
掲示板などを見ていると批判や酷評が目立ちますが、KONAM●さんの二つの目的「新しいカードを売る」と「エクストラデッキ強くなりすぎたから何とかしたい」というのを同時に満たせるのが、今回の新たなルールだと思います。
今までのカードが使えなくなるわけではありませんが、2か所にエクストラのモンスターを置くだけでも、2体のモンスターを墓地に送って、リンク2のリンクモンスターを出してからでなければいけないのでその分、必然的に展開が遅れます。
それによって、エクストラデッキのモンスターに依存したテーマ(十二獣や大型Sモンスターを出すもの)は大きく力を落とすことになるでしょう。
このルール制定による、レギュレーションの改定も気になるところです。(ブリューナクやゴヨウはエラッタしなくても良かったのでは・・・?)
エクストラデッキを使用するデッキが弱体化することが予想されるので、それに影響をほとんど受けない帝や儀式、バーンなどのテーマが相対的に強くなることが予想されます。
また、それでもエクストラデッキのモンスターを使ったデッキを使う場合「如何に早くリンクモンスターをリンク召喚するか」にかかってくると思います。
そう考えると、単体で数を増やせる《バオバブーン》や《レスキューラビット》、《レスキューキャット》などの価値が上がってくるのではないのかと考えられます。
また、これは今後の裁定次第ですが、EXモンスターゾーンとその付近を《おジャマトリオ》や《地盤沈下》などで封じることで、相手の展開を妨げることが以前より大幅に容易になるため、これらの「モンスターカードゾーンを封じる」効果を持ったカードの価値も上がるのではないでしょうか。
ウワサされていた「LPが12000になる!」などのルール変更はありませんでしたが、新たな種族として「サイバース族」が誕生しました。
サイバース・・・? 「サイバース」でググっても
サイバースクワッティング(英語: cybersquatting、ドメイン占拠)は、後で高く売りつけるためにインターネットのドメイン名を所得することに対する蔑称である。
としかでてこないので、サイバースがどのような意味なのかわかりません。(きっとコレのことではないでしょう)
psycho-pass(サイコパス)のpsyと生まれるのbirthを掛け合わせた造語でしょうか・・・?
今回発表されたリンクモンスターは3体すべてサイバース族なので、サイバース族とリンクモンスターと深いかかわりがありそうですね。
・・・
いかがでしたか?
今回の新ルールで遊戯王に絶望した方もいるのではないかと思います。
実は僕も「なんじゃこりゃ!?ありえん!( ̄□ ̄;)」
と思ったのですが、ルールをよく読みこんでみると、
「あれ?実は面白いんじゃないかな?」と思えてきた次第ですw
今後どうなるのか、続報を待ちたいと思います・・・。(新規参入者のハードルが上がったのは明らかですね・・・)
[…] 基本的にエクストラを使用しない kozmoは新ルールのリンク召喚とも相性が良く、環境でもたまに見かけることもありますので、デッキの動きをしっかりおさえて行きましょう。 […]
[…] リンク召喚の登場もあり、EXデッキを使用しないデッキはこれから有利になっていくことが予想されます。 […]