墓穴の指名者 

墓穴の指名者 環境では使われてない?【CS上位者は意外と慎重?】@週刊環境ランキング@除去妨害カード編


汎用カードが数多く収録されたFLODですが、その中でも特に注目を集めたのが《墓穴の指名者》です。

 

ノーマルカードにも関わらず買取価格200円~400円以上となっており、この価格は同パックに収録されたスーパーレアやウルトラレアカードをも凌ぎます。

 

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本日は、その《墓穴の指名者》が環境でどの程度使われているかを中心に、FLODで収録された除去妨害カードが環境にどのような影響を及ぼしたのか、そこんところを見ていきたいと思います。

 

[ランキング内容]

○環境除去妨害カードランキング

 

■集計方法
集計方法リンク先参照

■期間
2018年1月11日~1月17日

■集計デッキ数
1大会 上位12デッキ

 

墓穴の指名者は環境で1デッキ○○枚入れられている

 

それではまず初めに《墓穴の指名者》のカードのイラストとテキストを見ていきましょう

 

《墓穴の指名者》

速攻魔法
(1):相手の墓地のモンスター1体を対象として発動できる。
そのモンスターを除外する。
次のターンの終了時まで、この効果で除外したモンスター及び、そのモンスターと元々のカード名が同じモンスターの効果は無効化される。

 

→イラストは《墓穴の道連れ》で、道連れされそうになっているおじいちゃんが指差されています。

 

《墓穴の道連れ》

通常魔法
(1):お互いのプレイヤーは、それぞれ相手の手札を確認し、
その中からカードを1枚選んで捨てる。
その後、お互いのプレイヤーは、それぞれデッキから1枚ドローする。

墓穴の指名者の手と墓穴の道連れの手は同一のものなのか、そもそも誰の手なのか・・・気になるところではありますが、萌え要素が皆無なのでわりとどうでも良かったりします。

 

で、効果の方ですが『相手の墓地のモンスターを除外して同一カード名のカードを次のターン終了時まで無効』という効果。

 

一見、墓地干渉に見えるのですが、妨害できる幅は広く、何と言っても相手が発動した手札誘発モンスターにチェーンして発動することで、その手札誘発モンスターの効果を無効化できるところが強いです。

 

相手の《灰流うらら》などに対して発動した場合、次のターンまで自分も無効化した手札誘発モンスターが事実上使用不可となってしまうので、使用タイミングの見極めが重要です。

 

汎用性に関しては、昨日お伝えしたように、現在の手札誘発モンスターの初手率は70%を超えているため、相手が墓地のモンスターを多用するデッキでなくても採用できる、正に汎用カードであると言えるでしょう。

 

【彼岸】や【植物リンク】などの、墓地リソースに頼りがちなデッキには、このカードの登場は追い風と言えます。

 

そんな、稀に見る汎用性を見せつけた《墓穴の指名者》ですが、環境での採用率はどうなっているのでしょうか?

 

能書きが長くなりましたが、次の表がFLOD発売週の除去妨害カードランキングです。

マークがついているカードはFLODで収録されたカードです。

 

《墓穴の指名者》の初手率は3.9%。

 

つまり、現環境で相手が初手に《墓穴の指名者》を持っている確率は3.9%で、1デッキ辺り約0.3枚採用している計算になります。

 

集計対象のデッキを見ると、採用はすべてサイドデッキへの採用となっており、メインデッキからの投入は全くありませんでした

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※当集計ではサイドデッキへの採用は1枚当たり0.3枚と換算して計算しています。

 

管理人の感想としては定性的な表現になってしまいますが

 

『意外と少ないな』

 

と言う印象。

 

僕は現在コンボを決めたいデッキを使っているから、というのもあるのですが、手札誘発に邪魔されることを嫌い、3積みしていたのですが、やっぱりちょっと多いのかなぁ・・・。

 

確かに、手札誘発に対して打つと一対一交換しかできないし、自分も使えなくなるデメリットも無視はできないと思うのですが、僕的には『自分のターンにコンボ通すこと』のメリットの方が大きいと思ったんですよね。

 

一方、デッキ構築セオリーの一つに『相手の妨害を無効化する対策を打つなら、より自分のデッキが回るようなカードを入れた方が良い』というものがあります。

 

これは『無闇に相手の妨害への対策札を入れるよりは、自分のデッキが回るようなカードを入れた方が、結果コンボの成功確率は上昇する』という考えで、

 

『このカード(今回でいう《墓穴の指名者》)が手札に来たことで、できるはずだったコンボが出来なかった』と言う、元も子もない状況を危惧したセオリーです。

 

確かに、見方によってはとても優秀な効果を持っているように見えますが『相手の手札誘発による妨害に対する妨害』としての役割しか担えないようなデッキ(墓地のモンスターリソースを用いないデッキ)を相手にした場合は手札で腐ってしまう状況もあり、安易にメインデッキから投入する前にもう一度本当に採用すべきか考え直したいカードであることが、今回の集計で分かりました。

 

まぁ、発売翌日の大会なので、来週はもう少し上がるとは思いますが・・・。

 

墓穴の指名者以外にも粒ぞろいのFLOD

FLODでは《墓穴の指名者》以外にも優秀な除去妨害カードが登場しました!

 

次に紹介するのは、《墓穴の指名者》以外で今週のランキングに入賞したカード達です。

 

《無限泡影》

通常罠
自分フィールドにカードが存在しない場合、このカードは手札からも発動できる。
(1):相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象として発動できる。そのモンスターの効果をターン終了時まで無効にする。
セットされていたこのカードを発動した場合、さらにこのターン、このカードと同じ縦列の他の魔法・罠カードの効果は無効化される。

後攻1ターン目なら手札誘発のような感覚で使うこともできる。《墓穴の指名者》に妨害されないのは利点。

 

《レッド・リブート》

カウンター罠
このカードはLPを半分払って手札から発動する事もできる。
(1):相手が罠カードを発動した時に発動できる。
その発動を無効にし、そのカードをそのままセットする。
その後、相手はデッキから罠カード1枚を選んで自身の魔法&罠ゾーンにセットできる。
このカードの発動後、ターン終了時まで相手は罠カードを発動できない。

→こちらも《墓穴の指名者》と同様、妨害に対する策となるカード。初手率は0.9%に止まりました。

 

《鉄騎龍ティアマトン》

特殊召喚・効果モンスター
星4/闇属性/ドラゴン族/攻2000/守 0
このカードは通常召喚できず、このカードの(1)の効果でのみ特殊召喚できる。
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):3枚以上のカードが同じ縦列に存在する場合に発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが特殊召喚に成功した場合に発動する。
このカードと同じ縦列の他のカードを全て破壊する。
(3):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、
このカードと同じ縦列の使用していないゾーンは使用できない。

→特殊召喚するための条件は縦列に3枚以上のカードが必要。

中盤以降であれば比較的簡単に条件は満たせそうですね。

 

以上、今週の週刊除去妨害カードランキングでした!

 

明日はEXデッキに採用されたモンスターのランキングをお届け予定ですのでお楽しみに!( ^∀^)

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