今週の週刊ランキングをお届けします
環境で使われているデッキと手札誘発モンスターをランキング形式でお届けします。
先週の2018.01レギュレーションの1発目ではまさに群雄割拠といった様相を見せたデッキランキングですが、今週はどうなったのか・・?
その結果をお伝えしてまいります。
また、後半は「昨年、環境で最も使われたカード…《灰流うらら》」について解説したいと思います。
○環境デッキランキング
○環境手札誘発モンスターランキング
■集計方法
集計方法リンク先参照
■期間 (2018.01レギュレーション適用)
12月20日~12月27日
■集計デッキ数
2大会 上位12デッキ
それでは早速、今週の週刊デッキランキングです。
→先週0ポイントだった【彼岸】がまさかのトップ。
個人的には「彼岸は新規カードのおかげで使用者は増えたが、環境でトップに来ることは無いのでは?」と思っていたのでこれは以外な結果。
続いて【セフィラ】と【植物リンク】がランクイン。【植物リンク】は2018.01の改定で《ローンファイア・ブロッサム》、《マスマティシャン》、《ダンディライオン》等が規制を受けたことで、回転速度と安定性を落としましたが、その強さは健在でした。
個人的には環境トップだと思っている【魔術師】は今週は16.7ポイントと4位にランクインしました。
続いて、手札誘発モンスターのランキングです。
(安定の)《灰流うらら》トップ。そして同率トップとして2018.01レギュレーションで準制限カードから制限解除となった《増殖するG》がランクイン。
ランキングの肌色部をご覧いただけるとわかる通り、《灰流うらら》は集計を始めた2017.07レギュレーションから一度も2位以下に落ちておらず、初期手札5枚時の初手率は30%以上となっています。
ここまで、遭遇率の高い《灰流うらら》ですが、対策の必要はないのでしょうか・・・?
《灰流うらら》のステータスを振り返っておきましょう。
→特徴としては...
・アンデット族。炎属性。チューナー。
・攻撃力0、守備力高め。
・デッキに触らせない手札誘発効果。
・おでこ。ロリ。和服。生足。獣耳。リボン。
となっており、高速化した現環境に歯止めをかける1枚です。
このカードを対策するかしないかの議論の前提として、まず対策できるとしたらどんな対策があるのかを考えてみたいと思います。
《灰流うらら》に限らず、手札誘発全般を以下のカード達によって封殺します。
《透破抜き》
→手札誘発に限らず、墓地で発動するモンスター効果も無効にして除外できますが、罠カードであるため、いかんせん遅い・・・。
この遅さが致命的であることに加え、発動できたとしても、1対1交換となることが殆どであるため、割に合わない感が強いです。
《メンタルドレイン》
→こちらも《透破抜き》同様罠カードですが、永続罠なので一度発動に成功してしまえば、以降の手札誘発カードを軒並み潰すことができる。
うまく行けば、1対2以上の性能を発揮できますが、こちらも罠カードなので一歩遅いのが惜しいところ。
また、自分の手札誘発も潰すことになるので、このカードを採用する場合は自分も手札誘発の採用を最小限に抑える(もしくは採用しない)必要がある。
→吸収したモンスター効果が無効化されるため《灰流うらら》の発動にチェーンして効果1を発動することで《灰流うらら》を封殺できます。
上記をするためにはあらかじめ《ミレニアム・アイズ・サクリファイス》をフィールドに出しておく必要がありますが、このモンスターは《簡易融合》で出すことができるステータスなので、それには困りません。
しかし、《簡易融合》で融合召喚した融合モンスターはそのターンのエンドフェイズに破壊されてしまうので、そのターン中に勝負を決めたいところですね。
目には目を歯には歯を、手札誘発には手札誘発を...
という事で、《灰流うらら》にうちたい手札誘発モンスターを代表するのが、このモンスター。
→管理人が大好きな《PSYフレームギア・γ》です。
自分のターンに発動できれば、相手の《灰流うらら》を無効にしたうえで、レベル8シンクロモンスターや《水晶機巧-ハリファイバー》を出せるため、実質1対3交換が出来るカードです。これは形勢を一気に逆転するには十分な威力なのですが、発動条件が「自分フィールドにモンスターが存在しない状態」と若干厳しい。
上級者ともなると、このカードを警戒して、相手フィールにモンスターが存在しない状態で《増殖するG》や《灰流うらら》を打たない場合もあるので思った以上に腐るシチュエーションがあります。
このカードを採用するのであれば、フィールドにモンスターがいない状態でサーチや墓地落とし、リクルートが十分に行えるデッキにしたいですね。
また、《PSYフレームギア・γ》も《灰流うらら》により効果を無効にすることができますが、その場合手札に留まるうえ《PSYフレームギア・γ》はターン1がないので同ターンに再度発動することもできます。
《灰流うらら》の発動タイミングである「サーチ・墓地落とし・リクルート」を一切しないデッキであれば、そもそも相手の《灰流うらら》も腐るはず。というコンセプトでデッキを組めば確かに《灰流うらら》は腐りますが、そういうデッキを回していると「サーチ・墓地落とし・リクルート」の有難みを肌で感じることになります。(体験談)
あらゆるデッキにおいて、そのデッキのキーカードを裏(デッキ)から表(フィールド・手札・墓地)に出す事は、安定性の観点から非常に重要なのです。
この様に《灰流うらら》を使わせない様な構築にするならば、全体的に相手を妨害するカードに寄らせた構築、すなわち【メタビート】でなければ安定性が非常に低いデッキになってしまうでしょう。
・・・とまぁ、対策としては上記の3種類くらいだとするならば、その中からどれが一番有効かと言いますと、それは
「使用するデッキに寄りけり」
でしょう。
結局それかい!と聞こえてきそうですが、結局それですねw。
また、上記の対策を一通りご覧になって、ご自身のデッキで使えそうなものがなければ、対策しないというのも選択肢の一つです。
無理に自分のデッキに合わない対策をするよりも、自分のデッキの安定性や爆発力を高くするというアプローチの方が、勝率アップへの近道だったりします。
爆発力に関して言えば、1回《灰流うらら》を打たれても、アドをとる動きが出来るくらいまで爆発力を上げることができれば、《灰流うらら》はターン1の制限がついているので、相手が2枚持っていたとしても発動できず。結果、形勢はこちらに有利に傾くでしょう。
そういう意味では、自分のデッキの爆発力を上げるという事も歴とした灰流うらら対策の一つであるといえます。
■まとめ
・灰流うらら対策は大きく分けて4つ
【手札誘発封殺作戦】
【目には目を歯には歯を作戦】
【発動させないデッキ作戦】
【爆発力MAX作戦】
・どの対策をするかはあなたのデッキ次第!
以上、今週のデッキ・手札誘発ランキングと《灰流うらら》対策についてでした!次回もお楽しみに!ヽ( ^∀^)ノ
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