こんばんわ。ポッターです。
今日は除去妨害カードランキングをお届けするのですが、
その中でも最近、採用率急上昇中の《相乗り》にフォーカスしてみたいと思います。
それではまず、効果を確認していきましょう。
効果について補足しておきます。
※補足1:ダメステ発動不可ですが、ダメステ前に発動していればダメステに効果を適用できる。
※補足2:1つの効果で複数枚手札に加える処理を行っても《相乗り》で手札に加えられるカードは1枚。
このようにサーチやサルベージを多用するデッキに対して良く刺さる効果を持っています。
とは言っても、手札誘発モンスターの様に先攻1ターン目の相手ターンの展開に対応できるわけではなく、
汎用性としては正直微妙…
と思っていました。
が、2018.07のレギュレーションになってからというもの、《相乗り》の採用率が急上昇しているんですね。
それでは早速、今週の除去妨害カードランキングを見ていきましょう。
どうぞ。
初手率11.3%で4位…!!
あの《墓穴の指名者》を抑えての4位です。
※というか《墓穴の指名者》越え自体は先週成し遂げてました。
改めて《相乗り》の特徴についてですが、これは先述したように
・先攻相手ターンの展開を防げない
という点で、他の妨害カードの類にどうしても見劣りします。
そういう意味では手札から発動できない罠カードも同じことが言えるのですが、《神の宣告》でさえも9.5%で6位と結構順位を上げてきているんですね。
高速化したと言われている遊戯王の環境の中で、このような先攻1ターン目の展開を許してしまうカードがなぜ流行っているのか?
答えは明白でした。
《相乗り》等の先攻1ターン目の展開を妨害出来なカードが評価される理由としては以下の2点があります。
→高速化環境と言われながらも、手札誘発モンスターや手札から発動できる罠カードのプールが充実してきた為、長期戦までとは言いませんが、それなりにターンを重ねるデュエルも増えてきています。特に最近はサーチやリクルートを多用することで、デッキの主要パーツを少なく出来るデッキも増えてきている為、手札誘発等に割ける枠が拡大し、結果、決着が着くまでのターン数が多くなる傾向にあります。
こうなるとむしろ、妨害の仕合いが始まり、
最終的にリソースが多いほうが勝つ
という様相になってきます。
このような試合運びになると、《相乗り》の様なカードは先行1ターン目に妨害できないという悪い側面には目を瞑ることができる為、アドバンテージを得やすいカードとしての良い側面を評価されるというわけです。
※少ないメインパーツで動けるデッキ例
続いては理由その2です。
理由その1では手札誘発モンスター等の採用率の上昇によりデュエルが長引いているという事をお話ししましたが、相手が環境シェアトップの【閃刀姫】であれば、こちらが妨害せずとも、制圧盤面を敷いたり、ワンキルしてくることは非常に少ないので、必然的にデュエルが長引きます。
さらに【閃刀姫】の基本的な動きが、《相乗り》のドロートリガーにもなるので、対閃刀姫として《相乗り》が非常に有効な手段となってくるのです。
相乗りが刺さる閃刀姫の基本的な動き
・《閃刀姫-カガリ》で墓地魔法サルベージ
・《閃刀起動-エンゲージ》で閃刀カードをサーチ
・《閃刀姫-シズク》で閃刀カードサーチ
・《閃刀空域-エリアゼロ》によるサーチ
上記2つの理由から、環境でも大いに活躍するシチュエーションが増えた《相乗り》。
ちょっと出遅れた感はありますが【閃刀姫】対策として揃えておいても損はないかも知れません。
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