毎度ありがとうございます。
今週も「週刊除去妨害ランキング」を発表していきます。
その中でも、本日注目するのは「拮抗勝負」です!
まずは今週の除去妨害カードのランキングを見て観ましょう。
123、フィニッシュは先週、先々週から依然変わらず以下の3枚でした。
これらの使い方についてはリンク先を参照して頂きたいとして、
本日は8位の《拮抗勝負》について解説していきたいと思います。
《拮抗勝負》
凶悪ともいえるほどの捲り性能を持つこのカードですが、発動タイミングが限定されており(バトルフェイズのエンドステップ)、決して使い勝手が良いとは言えません。
逆にそれがあるので、規制がかからないともとれるほど、その効果は強力です。
で、このカードの直近3週間の初手率を見て観ると
4.1%→5.9%→5.4%
と5%前後にとどまっていまが
実際の遭遇頻度としてはもうちょっと高いと思います。
その理由はこのランキングの集計方法が、サイドデッキに採用されたカードをメインデッキ0.3枚分としてカウントしているので、
2戦目以降サイドからメインに入りやすい《拮抗勝負》の遭遇頻度は上記の確率より高くなると思われます。
因みに、メインデッキからこのカードを、採用しているデッキは13デッキ中0デッキでした。
全員が、サイドデッキのみへの採用となります。
という、前段はこれくらいにして、使い方の説明をしていきたいと思います。
『バトル終了時に使うだけでしょ。』
いええ、そうでもないんです。
実際使ってみるとわかるんですが、
そう簡単でも無いんですよね。
使いどころを見極めるのが結構難しい。
相手のフィールドの状況によっては、あえて自分のターンに発動せずに、相手ターンのバトルフェイズまで待って発動した方が良い場合もありますし、
相手フィールドに《竜星の九支》などが伏せてあることがわかっていた場合《拮抗勝負》以外に《竜星の九支》を踏んでもらい、
意地でも《拮抗勝負》を通すプレイングをしたりと・・・
まぁ、ただ打てばいいってわけじゃ無いんです。
その中でも特に気をつけたい、《拮抗勝負》を使う上でのポイントをご説明していきます。
トークンは裏側表示で除外できない為、相手フィールドに存在するトークンは全て残ります。
同時に、トークン以外のカードはプレイヤーの意思とは関係なく、トークン合わせて発動者のフィールド上のカードの枚数と同じになるように除外されます。
つまり、発動者が手札から《拮抗勝負》を発動し、被発動者のフィールドにトークンが1体以上存在した場合、被発動者のトークン以外のフィールドカードは問答無用で裏側表示で除外されます。
これを利用して、相手フィールドの有用なカードを軒並み除外することが可能です。
【オルターガイスト】と拮抗勝負は非常に相性が良く、【オルターガイスト】では拮抗勝負が必須カードとなっていますが、
逆に対オルターガイストで《拮抗勝負》を発動する場合に注意するポイントを考えてみようと思います。
注意するポイントは以下の2点。
・《オルターガイスト・マルチフェイカー》の効果発動後に拮抗勝負を発動すること。
→マルチフェイカーより前に拮抗勝負を発動してしまうと、マルチフェイカーの効果でデッキから《オルターガイスト・シルキタス》をリクルートされる為、メインフェイズ2にこちらの展開を妨げられる上、シルキタスの墓地効果を発動させる猶予を与えてしまいます。
・《パーソナル・スプーフィング》の効果発動後に拮抗勝負を発動すること。
→《拮抗勝負》にチェーンして《パーソナル・スプーフィング》を発動されると、相手は積極的にフィールドのオルターガイストカードをコストに選択し、アド損を軽減します。
また、このカードはフリーチェーンのカードなので、先述のマルチフェイカーの効果発動のトリガーにもしやすいです。
《パーソナルスプーフィング》を発動させることで、マルチフェイカーを引きずり出した後で、拮抗勝負を発動すれば、拮抗勝負のメリットを最大限に活かすことが出来るでしょう。
相手に拮抗勝負を発動された場合、《ツインツイスター》などで相手の拮抗勝負を破壊できる状況でも、
相手の拮抗勝負を破壊してはいけません。
拮抗勝負の効果をよく読むとわかるのですが、効果の解決時にフィールド上のカードの枚数を参照するため、相手の拮抗勝負を破壊してしまうと、相手フィールドのカードが一枚減るため、下手すると自分フィールド上のすべてのカードを除外することになります。忘れないよう、ご注意ください。
出来れば自分のターン中に勝負を決める、もしくは制圧盤面を敷きたいところですが、
相手の妨害や手札事故などでそれが出来なかった場合、
且つ拮抗勝負を持ってる場合は
切り替えて、
「相手が大量展開しつつも自分のライフを削り切れない盤面を強いておく」
さらに自分フィールドがガラ空きになるようにしておくことも忘れずに。
そして、相手のバトルフェイズの終了時に手札から拮抗勝負を発動する。
・・・
これは相手の動きに依存する故、すごく難易度高いですね・・・
私もこんなことできるようになりたいですが、目指すべきプレイングだと思っています(笑)
それでは次の議題に行ってみましょう。
拮抗勝負はサイドデッキではなくメインデッキから採用すべきなのか?
結論から言うと答えは『No!』だと思っています。
しかし、以下の条件を満たした場合、
ワンチャン入れても機能するかなぁ・・・?
という感じ。
オススメはできないです。
※1.1と1.2は同時に満たしている必要があります
1.1.大量展開するデッキカテゴリが多い環境であること
→現環境で言えば【魔術師】や【オルターガイスト】、【セフィラ】や【リンクユニオン】など様々なカテゴリが該当します。
【閃刀姫】に関しても、大量に魔法を伏せるという意味ではこれに該当する為、2018.04現在の環境では、この条件を満たしていると言えるでしょう。
→自分が先攻を選択した場合、初めて《拮抗勝負》を出来るタイミングが訪れるのは相手のバトルフェイズ終了時です。
つまり、相手の捲りを耐えることができなければ《拮抗勝負》は腐ってしまいます。
手札誘発などの妨害カードを多く積むことで、相手ターンを凌ぎ切れるようにしておきましょう。
1.3.自分フィールドをガラ空きにしやすいデッキを自分が使っていること。
→必須です。自デッキがペンデュラムテーマなどの場合はメインからの《拮抗勝負》採用は厳しいです。
2.後攻を選択するデッキであること
→上記の条件を満たしていない限り、やはり《拮抗勝負》は後攻向けのカードなので後攻を選択するデッキであればメインからでも良い働きを期待できるでしょう。
がしかし現環境では【リンクユニオン】や《サクリファイス・ロータス》を用いた先攻ワンキルデッキも横行している為、相手の先攻を渡すのは相当なリスク。
なので、現環境では後攻選択は避けた方が良いと思っています。
※剛鬼でもFTKできちゃう時代。
剛鬼でロータスFTK #そりてぃあ pic.twitter.com/IrYAIgs7dp
— son (@S0non0S) April 10, 2018
引用URL:https://twitter.com/S0non0S/status/983707626985799682
作成者様:son様
以上が、私の《拮抗勝負》に対する見解でしたが、いかがでしたか?
現環境での一般的な使われ方以外にもいろいろ紹介してみましたが、もし読者様の独自の使い方やご意見などがありましたら教えて頂けると幸いです(^_^)/
それではまた( ^∀^)ノ
コメントフォーム