こんにちはポッターです!
本日は「今ちょっぴり話題の04環境について」お話していきたいと思います!
04環境デュエル、通称04(ぜろよん)とは2004年に流行していたカードを用いて作られたデッキ同士で戦う、ミラーデュエルです。
ちなみに、デッキレシピはこんな感じ。(地方によって数枚変わる場合もあるらしいですが基本これのようです)
基本的に2004年の禁止制限、裁定、ルール、エラッタ前のテキストで、両者全く同じデッキを使ってデュエルを行います。
《強欲な壺》が制限カードであり、《団結の力》が禁止カードである、あの2004年レギュレーションです!w
なので
「いやいや、そんな2004年ルールとかピンポイントで言われても覚えようと思えないし┐(´Д`)┌」
と思って、最初は僕も近寄りがたかったのですが、やってみるとわりとスンナリ(笑)。完全に食わ嫌いでした(*´▽`*)
とうかめっちゃ楽しかったです。
僕が04環境を敬遠していた理由として
「04環境もあるくらいだから03環境、05環境もあるよな?そんなん覚えきれねーし!!!俺は現代遊戯王に生きる╭( ・ㅂ・)و」
という固定観念があったのですが、今流行しているのは大体が「04環境」だけで、「じゃぁ今度は03環境をやろう!」とはあまりならないんですね。
なので、そんなに覚えることは無い(覚えるのは04環境のルールだけ)ですし、その覚える量がちょうどいいスパイスになったりして、楽しめるんですよね!
ここで「楽しめる楽しめる」連呼してもあまり伝わらないかもしれないので、次章では04環境のメリットデメリットについて説明していきたいと思います。
ここでは04環境のメリットデメリットについて、僕なりの理解を書いてみました。
意見はいろいろあるとは思いますが、1つの意見として読んで頂けると幸いです!
それではまずメリットからどうぞ
やり取り・読み合いを楽しめる
現代遊戯王は非常に高速化し、時には1ターンで勝負がついてしまう事もしばしば。
相手が制圧盤面を作ったり先攻ワンキルするようなデッキの場合、こちらが手札誘発モンスターを引いていなければ相手とのやり取りが一切なく、デュエルが終了することさえあります。
それと比較すると04環境においては1ターンでライフを削り切ることはほぼ不可能で、どんなに短くても3回は自分のターンを行う事ができます。(平均すると15往復くらいなのかな?)
遊戯王の本来の醍醐味の一つである「相手とのコミュニケーション」を適度に行う事ができるのは04環境の大きなメリットだと思います。
デュエルの進行がスピーディー!!
04環境は先述の通り完全に同じデッキでデュエルを行うので、自分のデッキのテキストを理解してさえすれば、
「相手カードのテキストが分からない!」
という事が一切発生しません。
なので、現代遊戯王ではそのカードプールの多さから頻発する
「テキスト確認良いですか?」
というやり取りがほとんど起こらないんです。
また、いわゆる大量展開の様な複雑な展開手順がないので、思考時間もそこまで長くならない傾向があります。
以上の理由から1ターンにかかる時間は現代に比べると非常に短くなります。(慣れ具合にもよると思いますが平均1分くらいかな…?)
この様にデュエルの進行がスピーディーに行われると、そこにはいつもと違う快感があるんですよね。
例えるなら、現代遊戯王は「将棋」。
もちろん『不確定要素がある』という意味では将棋にはない楽しみがあるのですが、あの煮詰まった様な、何手も先を熟考する感じは将棋のそれに似ています。
それに対して04環境は「麻雀」に例えられます。
麻雀も熟考な必要な状況になる場合もあるのですが、基本的には将棋と比較すると1手1手がポンポン進みます。また、不確定要素が共通認識である(お互いのデッキが分かっている)点も麻雀と似ていると思いました。
すごく分かりづらい例で申し訳ないですm(__)m
僕は将棋も麻雀もやるのですが、麻雀をやっているときのあの脳内物質(アドレナリン?)が出る感覚と04をやっているときの感覚が似ていたんで、こんな例えをしてみましたw
旧ルールが新鮮
04環境は3~4期に当たる2004年のルール(新エキスパートルール)で行われます。
詳しくは後述しますが、現在の新マスタールールとは所どころ、カードの効果の処理方法や優先権の映るタイミングなどが違うので、そんな
「現代とは違うポイント」
が頭の体操になって楽しかったり、それを切っ掛けに相手とのコミュニケーションを楽しむことができます。
見ている人も盛り上がれる
これは04環境で大会をおこなったり、3人以上で04環境を行う際のメリットになるのですが、
04環境ではみんな同じデッキを使っているので、
「観戦者が一緒になって楽しめる!!」
んです!
普通の大会だと「このタイミングでドローすると一番強いカード」はデッキを作った本人しか分からないので、観戦者は(一定の知識がないと)そこまで楽しめないというのがあるのですが、04環境では観戦者が一緒になって楽しめるハードルがすごく低いです。
先日参加させて頂いた「ふらん会」でも04環境でのトーナメントが行われました。そこでのことなのですが、1,2回戦が終わり、すでに敗退した半数以上のデュエリスト達も、いま行われているデュエルを観戦し、そのデュエルを熱い眼差しで見守っているんですね!まぁオフ会という形式だからというのもあるとは思うのですが、ふつうこんなに大勢のギャラリーがつくことはほとんどないというくらい、ほとんどの方が観戦しておられました。
そして、適材適所のカードをドローできた時のあの「盛り上がり」と「プレイヤーと観客が一体となる様な感覚」は、例えるならアーティストのライブで、観客と演者が一体となる様な、あの感覚に似たようなものがあるなぁと感じました。
僕はあまりライブとかには行かないのですが(オイ)、あの一体感と盛り上がりは嫌いじゃないです。
遊戯王やってない人に勧めることができる
遊戯王って、とっても楽しいのですが、ルールが全く分からない人や、数年前に辞めてしまった人にとって
現代遊戯王は非常に難しものである
というのは否定しがたい事実です。
10年以上前からやってる僕でさえ、カードごとの処理だったり、ステータスの増減処理の裁定など未だに曖昧なところがあります(アカン)
なのですが、04環境は使用されるカードが決まっているので、覚えるルールが少なくて済み、初心者でもとても始めやすい仕組みになっています。
この04環境というルールを切っ掛けとして、
学校や職場で
「おい、デュエルしろよ。」
「ちょっと遊戯王やってみない?」
みたいな流れが、各地で起こって、
遊戯王人口が増えたら良いなぁと思ってたりします。
デッキを持ち歩かなくていい?
デュエリストの悩みを1つ挙げるとするならば、「デュエルをするにはデッキを持ち歩く必要があり、それが億劫(重い)」というのがあります。
ですが、04環境用のデッキを貸し出してくれているTCG BARやCAFEなどが流行れば、デッキがなくても仕事や学校帰りに、
「今日はちょっと04環境していく?」
みたいなアフター5の過ごし方を楽しめる未来が来るかもしれません。
次は、デメリットについてです。
デッキ構築という要素がない
遊戯王の1番の醍醐味はデッキ構築であると僕自身思っているのですが、04環境にはその要素が存在しません。
ですが、この要素がないからこそ、先述した数々のメリットがあるもと言えるので、
04環境では04環境のメリットを楽しむ!構築は現代遊戯王で楽しむ!
という住み分けをすることで、このデメリットは十分補完することが可能と考えています。
次に、04環境における裁定やルールとエラッタされたカードのエラッタ前のテキストについて纏めておきます。
先攻ドローアリ
新エキスパートルールでは先攻ドローが存在します。
これにより、やはり先攻が有利というデータも存在するので、じゃんけんに勝ったら先攻を選択するのが定石と言えるでしょう。
ならず全盛期
新エキスパートルールでは召喚をした際に優先権を放棄しないまま起動効果を発動することができます。
これはつまり《ならず者傭兵部隊》の起動効果を《激流葬》《奈落の落とし穴》発動前に発動できるという事です。
《ならず者傭兵部隊》
→04環境のカードプールでは、他に《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》と《同族感染ウィルス》がこのルールを適用することができるので覚えておいて損はないでしょう。
《カオス・ソルジャー -開闢の使者-》
《同族感染ウィルス》
2004年から現在にかけて、エラッタが行われたカードは以下の2枚です。
04環境では2004年の(エラッタ前の)テキストを採用します。
《キラー・スネーク》
【現在のテキスト】
【もともとのテキスト】
効果モンスター
星1/水属性/爬虫類族/攻 300/守 250
自分のスタンバイフェイズ時にこのカードが墓地に存在している場合、
このカードを手札に戻す事ができる。
《破壊輪》
【現在のテキスト】
【もともとのテキスト】
また、これはエラッタではないですが、《ファイバーポッド》の裁定の変更についてです。
《ファイバーポッド》
効果モンスター(禁止カード)
星3/地属性/植物族/攻 500/守 500
リバース:お互いの手札・フィールド上・墓地のカードを
全て持ち主のデッキに加えてシャッフルする。
その後、お互いにデッキからカードを5枚ドローする。
→同カードが相手の攻撃を受けてリバースした際には「自身は墓地へ送られる」というのが現在の裁定なのですが、2004年当時は「自身もデッキに戻る」という裁定でした。
04環境では当時のルールが用いられるので、このカードが攻撃されてリバースした場合はこのカードも含め、除外されている以外のカードをすべてデッキに戻す必要があります。
運営泣かせのほぼほぼ完全リセットですね(^_^;)
まとめ
こんな楽しい04環境デュエルを何で知ったのか?ですが、先日参加させて頂いた「ふらん会」という遊戯王のオフ会内のイベントにおいて本戦の現代遊戯王のスイスドローとは別に04のトーナメントが行われたんですね!
04環境の存在自体は前から知っていたのですが、デッキに触ったのはそれが初めてで、初めてにもかかわらずすごく楽しめました!
04環境トーナメントを優勝したのはタルトマンさんです!@fushiyu23
今回04環境初めて触ったらしいのですが見事優勝いたしました!!!#ふらん会
— YGO Activity Project (@FRANch61214024) December 2, 2018
僕は惜しくも優勝は逃したのですが、名の知れたTPの方々が参加する中、優勝されたのが04環境を初めて触った方だというのだから驚きです!
この様に04環境は
・やったことない人でも入りやすい
・頭脳ゲームという側面だけでなくパーティーゲームとしても有能
・競技性が高い
等、良い面が盛りだくさんなので、やったことない方は食わず嫌いせずに是非1度やってみて頂ければとおもいます!
きっとハマります(^^)
ブログ拝見させていただきました。
04環境について凄くわかりやすく書かれていて、関心する事が多かったです。
将棋と麻雀の例えばやってみればしっくり来そうですね!
ふらん会を掲載いただきありがとうございます!
次回以降も04大会をやりますので、ご参加お待ちしております。
コメントありがとうございます!
こちらこそ、04環境の楽しさに気づかせて頂いて大変感謝しております!
次回も参加したいと思っておりますのでよろしくお願いいたします!
初コメント失礼いたします
旋風ミラーもわかりやすく楽しいと思います
こちらはサイドも込みでつくることができ、このカードは必要ないからいらない、変わりにこのカードが強いから入れられるなどこちらも遊戯王を学ぶことができます
興味がありましたら、是非サイドありでつくって遊んでみてください
初コメントありがとうございます!(#^^#)
旋風ミラーもあるんですね!
レシピ調べてみます!