ひと昔まえに比べ、遊戯王の環境が高速化しているのは火を見るよりも明らかで。
このように環境が高速化するとそれに比例して、増えるのが『手札誘発モンスターの採用率です』です。
まずは下の表をご覧ください。
こちらはご覧の通り、手札誘発モンスターの初手率の推移ですが、2017.07のレギュレーションに比べ2017.10のレギュレーションの方が9パーセントも手札誘発モンスター初手率が上昇しています。
これは環境が高速化したことが原因である事に他なりません。
では何故環境が高速化すると手札誘発モンスターが増えるのか。
これはみなさんご存知の通りかと思いますが、理由はズバリ『先攻1ターン目で勝負が決まってしまうから』ですね。
先日、先攻1ターン目で1キルできる確率が100%のデッキが開発されました。
このデッキを相手にした場合、アドバンテージとか関係なく、後攻プレイヤーは文字通り何にもできずにデュエルエンドです。
また先攻1キルに限らず、先攻で制圧盤面などが敷けるデッキを相手にした場合でも、同じことが言えます。
この先攻の動き対しては魔法カードや罠カードではどうにもできないので、手札からでも妨害できる手札誘発モンスターに白羽の矢が立ったと言うわけです。
もちろん、神の系の罠カードや、各種永続罠などの除去妨害カードも、弱くなったわけではないので、その採用率を落としているわけではありません。
手札誘発が増えて、それ以外の妨害カードも減らない。
こうなると大会で結果を残すデッキはどのような傾向になるか。
上記はいずれも圧倒的SPYRAL環境の中、参加人数40人以上の大会でベスト4以内に入賞したデッキたちですが、いずれも以下の共通点があります。
それはメインデッキの15枚以上が妨害(or除去)カードであるということ。
つまり、遊戯王は徐々に相手を妨害するゲームになりつつある(もうなっている?)ということです。
この傾向が強くなるほど、いわゆるコンボが決まり辛くなります。
そして両者は、手札リソースや墓地リソースの限り攻め、お互い妨害しあい、残るのは
『コンボパーツの片割れ』
『1枚では機能しないカード』
『単独で機能するカード』
になります。
このような状況になると、
つまり単独で機能するカードの強さが際立ってきます。
ここまでの話のをまとめてみましょう。
■まとめ
・手札誘発モンスターの初手率が上昇している
↓
・妨害カードの採用率が減った訳でもない
↓
・環境に対抗するにはメインデッキに15枚以上の妨害or(除去)カードの採用が必要。
↓
・コンボが決まりにくい環境に。
↓
・個の力が際立つ環境。
で、
ここまでつらつら能書きを垂れてきましたが、、この記事で何がやりたかったかというと、以下の内容の通知です。
■通知
これは前々から行なっている(最近はできてないですが、、、)環境デッキを、勝手に評価しちゃいましょうシリーズで使用している『デッキの強さを作る要素』に『個の力』を加えようと思ってます。
(そんなんやってたんだwって聞こえてきそう( ;∀;))
と言うわけで、これからデッキを評価するときは以下の指標を元に、デッキを評価していきたいと思います!
1:安定性
2:アド力(あどりょく)
3:爆発力
4:制圧力
5:機動力
6:除去力
7:無名度
8 : 個の力
本日は長々とお付き合い頂きありがとうございました。
デッキ構築の一助となれば幸いです。
以上、デッキ強さの要素 今見直されるべき【個の力】でした( ^_^)/
P.S.
このような環境になると強さを発揮してくるのは
【グッドスタッフ】
【剛鬼】
【HERO】
【白黒】
あたりでしょうか。今後の活躍に期待です。
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