2017年11月25日発売のリンクブレインズパック(LVP1)。
遊戯王OCGオリジナルテーマを強化するという名目のパックですが、テーマサポートの域を盛大に超えてしまったカードが存在します。
本日はそんな、カテゴリの枠に収まりきらなかった「はみ出しカードの達」についてご紹介したいと思います。
もうみなさんご存知の通り、リンクブレインズパックでは遊戯王OCGオリジナルテーマ(全20テーマ)をそれぞれのテーマごとのリンクモンスターを1種類ずつ登場させることで、そのテーマの強化を図っています。
懐かしのテーマを強化する事でリンク召喚ルール(新マスタールール)導入で離れてしまったユーザが戻ってくれることを期待した、というのもこのパックの目的の1つだと思います。
しかし、今回登場するリンクモンスターには意図したサポートテーマ内に収まりきらず、
種族ごとサポートできたり、種族の枠さえも通り越してしまった問題児くん達も収録されます。
というわけで今回は、枠をはみ出してしまったヤベー奴らをご紹介していこうとおもいます。
以下にLVP1に収録されるテーマを強化するリンクモンスターの一覧を記載します。
※テーマの枠を飛び越えたリンクモンスターには★マークを付けています。
■ ウルトラレア(5種)
《ライトロード・ドミニオン キュリオス》★★
《天球の聖刻印》★★
《魔導原典 クロウリー》
《聖騎士の追想 イゾルデ》★★
《水晶機巧-ハリファイバー》★★★
■スーパーレア
《パーペチュアルキングデーモン》★
《剣闘獣ドラガシス》
《ジェムナイト・ファントムルーツ》
《インヴェルズ・オリジン》
《甲虫装機 ピコファレーナ》★
《フレッシュマドルチェ・シスタルト》
《水精鱗-サラキアビス》★
《シャドール・ネフィリム》
《クリフォート・ゲニウス》★
《聖霊獣騎 キムンファルコス》
《セフィラ・メタトロン》★
《アロマセラフィ-ジャスミン》★
《彼岸の黒天使 ケルビーニ》★★
《ヘビーメタルフォーゼ・エレクトラム》★★
《暴走召喚師アレイスター》
一覧を確認していただいたところで、次に★が付いたカードを順に紹介していきましょう。
→言わずと知れた壊れカード。登場早々(登場前から?)、禁止候補ともいわれるほど、高いポテンシャルを持ったカード。
(1)の効果はチューナーが墓地で発動する効果であれば、このターンでも発動可能という裁定がでているので、まずはこの効果と相性の良い《BF-隠れ蓑のスチーム》や《グローアップ・バルブ》から規制がかかるか・・・?
→一見出し辛そうだが、条件さえ揃えば難しくない。墓地に送るカードは魔法トラップでもよく、(3)の効果も合わせれば、擬似的にサーチもできる。色々と悪用できそうなカード。
→彼岸をサポートするのはもちろんのこと、あらゆるレベル3主体のデッキで活躍可能。《魔開発現世行きデスガイド》《クリッター》《クレーンクレーン》《ダンディライオン》《ギャラクシー・ワーム》などと相性が良く、特に《ダンディライオン》は(3)の効果で墓地に送ることも可能で、即座にリンク4に繋げられる。(3)の効果はケルビーニ自身も対象に取ることができるため、彼岸デッキでなくても使用可能。
リンク・効果モンスター
リンク2/炎属性/サイキック族/攻1800
【リンクマーカー:左下/右下】
Pモンスター2体
このカード名の(3)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚に成功した場合に発動できる。
デッキからPモンスター1体を選び、自分のEXデッキに表側表示で加える。
(2):1ターンに1度、このカード以外の自分フィールドの
表側表示のカード1枚を対象として発動できる。
そのカードを破壊する。
その後、自分のEXデッキから表側表示のPモンスター1体を手札に加える。
(3):自分のPゾーンのカードがフィールドから離れた場合に発動する。自分はデッキから1枚ドローする。
→メタルフォーゼ始めあらゆるPモンスターテーマと相性がいい。
特に【魔術師】は非破壊時に効果を発動するものが多いため、カード名の【メタルフォーゼ】を差し置いて、もっとも相性の良いテーマと言えるでしょう。
(3)の効果は相手にPゾーンのカードを破壊させないためのけん制にもなります。
《アロマセラフィ-ジャスミン》
→LP回復時に発動する効果やLPが相手より上の時に適用される効果は、確かにアロマと相性がいい。
しかし《ヴァレルロード・ドラゴン》を《マスマティシャン》1枚から出せてしまうのは如何なものなのか・・・。
1.《マスマティシャン》で《ダンディ・ライオン》を墓地に送る。トークン2体生成。
2.《アロマセラフィ-ジャスミン》をリンク召喚。リンク先の《マスマティシャン》を墓地へ送り《グローアップ・バルブ》を特殊召喚。
3.《グローアップ・バルブ》を《リンクリボー》に変換。《グローアップ・バルブ》蘇生。
4.3体で《ヴァレルロード・ドラゴン》をリンク召喚。
《セフィラ・メタトロン》
リンク・効果モンスター
リンク3/光属性/幻竜族/攻2500
【リンクマーカー:左下/下/右下】
EXデッキから特殊召喚されたモンスター2体以上
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードのリンク先の、EXデッキから特殊召喚されたモンスターが戦闘または相手の効果で破壊された場合に発動できる。
自分の墓地のモンスター及び自分のEXデッキの表側表示のPモンスターの中から、
モンスター1体を選んで手札に加える。
(2):このカード以外の、自分及び相手フィールドのEXデッキから特殊召喚されたモンスターを1体ずつ対象として発動できる。
そのモンスター2体をエンドフェイズまで除外する。
→今回のはみ出しカードの中で唯一可能性を感じられないカード。
全体的に効果が重たいんですよね。何かのコンボに使われるのか。
《クリフォート・ゲニウス》
→ターン1制限のない(3)の効果が強力!相性がいいのは、ペンデュラム召喚ができる【クリフォート】【ダイナミスト】や《シンクロキャンセル》や《機械複製術》で発動条件を満たせる【カラクリ】や【スクラップ】。
《水精鱗-サラキアビス》
→全《マスター・ボーイ》が泣いた!
(3)の効果が特に強力で墓地に水属性がいれば、墓地に送ったカードを蘇生することも可能(シーラカンス出せちゃう)。
しかし、(3)は自爆特攻でも発動できないため、ほぼ完全に相手依存。
本領を発揮するにはやはり【水精鱗】と組む必要があるか。
《甲虫装機 ピコファレーナ》
→昆虫族全般で活躍可能。
《ギャラクシー・ワーム》であれば、手札一枚からリンク召喚できる。
しかし、効果を(1)の効果を発動するにはもう一体の昆虫族がフィールドに必要だが、その効果は擬似的な墓地送りであり、非常に優秀。
(2)の効果は昆虫族専用の《ダイガスタ・エメラル》効果。
2つの効果のかみ合いもよく、【昆虫族】であれば召喚も難しくない。
【昆虫族】テーマのデッキパワー底上げしたカードと言えると思います。
※名前も可愛い
《パーペチュアルキングデーモン》
→リンクマーカーが下に向いているので、悪魔族全般で活躍可能。
な
《醒めない悪夢》などでライフ1000を払《彼岸の悪鬼 グラバースニッチ》を墓地に送れば、その時点でアドバンテージを回復できる。
しかし、【彼岸】には強力なライバル《彼岸の黒天使 ケルビーニ》が存在するので、彼岸での採用は2番手としても難しいか。
このカードを採用するなら、リンクマーカー確保要員と割り切って【悪魔族】での採用になるか。
→壊れという観点で言えば《水晶機巧-ハリファイバー》に次ぐカードだと思っています。
【聖騎士】で強いのはもちろん事、【HERO】や【剛鬼】など様々な戦士族テーマで活躍可能。
装備魔法とレベル1戦士族をセットで採用すれば効果(2)を使用する事で、フィールドアドバンテージを得ることができる。
《屈強の釣り師》であれば《水晶機巧-ハリファイバー》に繋げることができるため
、もう一体フィールドにモンスターがいれば次の相手ターンに《水晶機巧-グリオンガンド》をシンクロ召喚する準備が整う。
手札に《大盤振舞侍》があれば《サモン・ソーサレス》と絡めて6枚ドローのルートも。
とにかく色々と可能性があるカードである(禁止カード化の可能性も含め・・・)
《天球の聖刻印》
→万能リクルートと対象を取らない破壊以外の除去を兼ね備えた壊れカード。(2)のリクルート効果は攻守が0になるものの、効果は保持したまま。
《レッドアイズ・ダークネス・メタルドラゴン》の効果で失ったアドバンテージを回復でき、純粋にドラゴン族の動きの幅を広げる事に成功してます。
■まとめ
今回はリンクブレインズパックのはみ出しカード達を紹介しましたが、いかがでしたか?
個人的には、ハリファイバー、聖刻、イゾルデ、メタルフォーゼは壊れカードに認定しても良い(将来禁止候補)と思うのですが・・・。
もしこれらが全て禁止カード化するとしたら、リンクブレインズパックはコナ●の新たな黒歴史となりさらなるユーザ離れを引き起こしそうなので、今回のパックで登場したカードが例え、壊れてしまっているカードだとしても、コ●ミさんには禁止化以外の措置を取ってほしいものです。
と言うわけで今回はリンクブレインズパックのはみ出しカード達についてでした!
それではまた次回(^Д^)ノ
コメントフォーム