こんにちは。2018.10の制限改定は9/12(水)に発表されると予想しているポッターです。
本日解説するのは、2018.07レギュレーションの手札誘発ランキング、そこに突如現れた《電送擬人エレキネシス》についてです。
他の手札誘発を差し置いてなぜ《電送擬人エレキネシス》が採用されたのか。
本日はその理由、そしてエレキネシスは採用すべきなのか?について解説していきたいと思います。
それではまず、効果の確認からしていきましょう!
《電送擬人エレキネシス》
→相手フィールド上のモンスターを移動させるだけという「一見地味」な効果です。
→攻撃力が高めなので、アタッカーとして運用しつつ、折を見て効果を発動するという手もありますね。
さて、そんなエレキネシスですが冒頭でも少し触れたように
環境において他の手札誘発モンスターより優先されている場合がある
んですね。
Freeな仲間内デュエルならまだしも、環境で使われているとなるとそこには勝利するうえで合理的な理由がある可能性が高いです。
そこで、まずはどのようなデッキで使われているのかをチェックしていきましょう。
以下は、2018.07レギュレーションにおける今週までの手札誘発モンスターランキングなのですが、電送擬人エレキネシスは12位です。
今期におけるトータル初手率0.3%と非常に小さいですが、使われていることは確かです。
エレキネシスを採用していたデッキは以下の2種類でした。
双方ともいわゆる「大量展開」系のデッキですね。
これらのデッキでどのように使われているのか?を次章で解説していきたいと思います。
伝送擬人エレキネシスを使用している主な理由はズバリ
閃刀姫対策
です。
【閃刀姫】の基本的な動きとして自分のメインモンスターゾーンにモンスターが存在しない場合に発動できる魔法カードを伏せることで相手の動きを妨害します。また、同時にEXモンスターゾーンにはリンク召喚するだけでアドバンテージを得られる効果を持つカガリやシズクを常に維持しているというのも特徴です。ここで厄介なのが、《閃刀姫-レイ》が墓地にいる場合、カガリやシズクを効果や戦闘でフィールドから離してしまうと《閃刀姫-レイ》の自己蘇生効果が発動してしまうんですね。この動きが非常に厄介で【閃刀姫】の強みでもあります。
この様な盤面に対して有効なのが、リンクモンスターをフィールドから退けずに、【閃刀姫】の魔法カードを無力化できる、電送擬人エレキネシスの効果です。
この閃刀姫に対する有効性が際立ち他の手札誘発モンスターよりも、優先して採用される場合があったようです。
また【トロイメア】や《ファイアウォール・ドラゴン》の効果を使用して大量展開するデッキに対してや【オルターガイスト】などの、他の環境デッキに対しても使えるんです。
そう考えると汎用性が意外と高かったりするんですね。
上記の様に【閃刀姫】対策にもなり、意外と妨害範囲も広かった電送擬人エレキネシスですが、欠点が一つあります。皆さんもお気づきかと思いますがそれは
アドバンテージを失っているんですね。
なので、じり貧の勝負でこのカードを引いてしまうとどうしても1歩不利になってしまいやすいという欠点もあります。
以上の理由より、エレキネシスを使うとすれば以下の条件を満たしている場合が良いでしょう。
上記の条件を満たしている場合のみ、エレキネシスの採用が有効に働くのではないかと思っています。
閃刀姫は来期に規制がかかりそうですが、今後も閃刀姫のようにモンスターの位置が重要になるテーマや、相互リンクの状態が肝となるテーマが増えて来そうなので、今のうちに数枚確保しておいても良いかもしれませんね。
以上、エレキネシスの使い方と環境での使われ方についてでした!
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