こんにちはポッターです!
《御前試合》、《群雄割拠》は相手の行動を永続的に妨害する効果を持っていますが、効果が少しややこしいですよね(^-^;
今日はそんな御前試合と群雄割拠の裁定について纏めてみました!
知ってるつもりになっていて知らなかった!みたいな内容もあったので、よろしければ目を通してみてください!
それではまずは効果の確認からどうぞ!
《御前試合》
《群雄割拠》
《御前試合》は属性、《群雄割拠》は種族をお互いに1種類にしなければならないという効果です。
この2枚のカードの裁定については「種族」と「属性」という点で異なるだけで、それ以外の処理については同一です。
なので今回は《御前試合》に例に裁定の説明しますので、《群雄割拠》の裁定を知りたい方は「属性」を「種族」と読み替えて頂ければと思います。
ちなみにですが、上記カードの類似カードとして以下カードがありますので紹介しておきます。
→《群雄割拠》のいわば逆の効果。昨今は種族といういつのテーマも増えてきているので、デッキによってはこちらの方が刺さりそう。
→《御前試合》の効果を一瞬だけ適用する効果を持ちます。通常トラップなので《トラップトリック》から持ってこれる除去カードとして優秀。
それでは御前試合の裁定の説明に移っていきたいと思います。
御前試合の裁定を項目ごとに整理してきたいと思います。
永続罠カードに共通することですが、発動自体はターンを跨いでさえいればいつでも可能です。
フィールドにモンスターが存在する必要もありません。
※《マクロコスモス》や《次元の裂け目》適用下でも発動可能です。
※ダメージステップには発動不可能です。
このカードの効果を適用するタイミングでフィールド上のモンスターの属性が複数存在する場合、属性が一つになるように選んで残りのモンスターを墓地へ送る。
墓地へ送る処理で覚えておきたいポイントは以下の4つ。
・「墓地へ送る」なので「破壊」ではない。
・効果による墓地送りではない。(効果によって墓地へ送られたことをトリガーにする効果は発動しない)
・墓地へ送る処理はチェーンに載らない。
・《ダーク・シムルグ》等の1体で複数属性を持つモンスターは1体も存在できない。(出すことは可能ですが、フィールドに出たら(複数属性を持つという効果が適用されたら)即座に墓地へ送られる)
上記の処理で1つの属性を選んだ場合も一度フィールドがリセットされれば(表側表示のモンスターが居なくなれば)、別の属性のモンスターを出すことができます。
例えばフィールド上に闇属性モンスターが存在する場合、そのモンスターの横に光属性モンスターをセットすることは可能です。
闇属性モンスターをリリースして光属性モンスターをアドバンスセットすることも可能です。
反転召喚は不可能ですが《砂漠の光》や戦闘によってリバースした場合に覚えておきたいポイントは以下の4つです。
・リバース効果は発動する。
・リバースしたモンスターが墓地へ送られる。(もともと存在していたモンスターを墓地へ送ることは不可能)
・戦闘で(ダメージ計算前に)リバースした場合、ダメージ計算後にリバースしたモンスターが墓地へ送られ、墓地(や除外ゾーン等)でリーバス効果が発動・処理され、戦闘破壊したことにはならない。
・攻撃モンスター側が貫通効果を持っていて、裏側守備表示のモンスターを攻撃した場合、リバースしたモンスターが墓地へ送られたとしてもダメージ計算時を経ているので、戦闘ダメージは与えられる。
例えば、闇属性モンスターが存在する場合そのモンスターを素材にしてフィールドから退ける場合においても、闇属性以外のモンスターをタイトルの召喚方法で召喚する行為自体が不可能です。
つまり、《エフェクト・ヴェーラー》で《リンクリボー》をリンク召喚することは不可能という事です。
一方、チェーンに載る特殊召喚の内、効果処理時にフィールドにいなくなるタイプの特殊召喚はこの限りではないです。(次項で説明)
以下のカードを例に説明します。
《レスキューキャット》
→このカードはチェーンに載る特殊召喚を行う効果であり、且つ効果処理開始時にはすでにフィールド上に存在しません。
そのため、デッキ内にこのカードと同じ地属性モンスター2体が存在している場合に効果を発動することができます。
なお、特殊召喚するモンスターの属性は地属性以外でも問題ありません。
また、異なる属性のモンスター2体を特殊召喚することも可能ですが、特殊召喚後、属性が1つになるように選んで墓地へ送ります。
この「属性が1つになるように選んで墓地に送る」処理はタイミングを逃す要因にはならず、直後のタイミングで特殊召喚したモンスターの誘発効果や《奈落の落とし穴》や《激流葬》等を発動することが可能です。
逆に考えるとチェーンブロックを組む効果の発動は「属性が1つになるように選んで墓地に送る」処理の後にしか発動することができないので、《ゼンマイラビット》等のエスケープ効果によって《御前試合》の墓地送り効果を逃れることはできません。
《ゼンマイラビット》
一方《融合》や《フォーミュラ・シンクロン》などの、効果処理開始時にフィールドにモンスターが存在するカードの場合は異なる属性のモンスターを融合召喚することはできず、フィールドに存在するモンスターと同じ属性の特殊召喚先のモンスターがEXデッキにない場合、効果を発動することができません。
上記のレスキューキャットの例と同様、P召喚で異なる属性のモンスターをP召喚することは可能ですが、P召喚後即座にフィールドの属性が1種類になるように墓地へ送ります。
《精神操作》や《強制転移》など、相手モンスターを奪う効果を持つカードを発動することは可能ですが、効果処理後にコントロールを得たモンスターと既にフィールドにいるモンスターの属性が異なる場合、コントロールを得たモンスターを墓地へ送ります。
《死者蘇生》や《リビングデットの呼び声》等の対象を指定して蘇生するタイプのカードの発動にチェーンして《御前試合》を発動された場合は、フィールド上に存在するモンスターの属性と蘇生対象のモンスターの属性が異なる場合、特殊召喚の処理を行う事ができません。
同様に《ヒーローアライブ》等の効果処理時に特殊召喚するモンスターを選ぶタイプのカードに《御前試合》をチェーンされた場合にも、フィールド上に存在するモンスターと同じ属性のモンスターしか特殊召喚できず、同じ属性のモンスターがデッキに存在しない場合は特殊召喚処理を行う事ができません。
このタイプのカードの処理はカードによって異なります。
例えば《名推理》の場合は、《御前試合》の適用下でフィールドに《リンクリボー》が存在する場合、デッキに闇属性モンスターが居なくても《名推理》を発動することはできます。《名推理》でめくられた通常召喚可能なモンスターが闇属性以外であった場合、フィールドに特殊召喚はされず、そのまま墓地へ送られます。
《名推理》
また、この墓地へ送られる処理は「効果で墓地へ送られた」扱いにはなりません。
例えば、《御前試合》の適用下でフィールドに《エフェクト・ヴェーラー》が存在する場合に発動した《名推理》で《シャドール・ドラゴン》がめくられた場合、《シャドール・ドラゴン》は墓地へ送られますが、《シャドール・ドラゴン》の②の(効果で墓地へ送られた場合)に発動する効果は発動できません。
《シャドール・ドラゴン》
次に、デッキからモンスターを選びその中からランダムに特殊召喚するタイプのカードについてです。これらのカードは《御前試合》適用下では発動できず、これらのカードにチェーンして《御前試合》を発動した場合、そのカードの処理を行う事ができません。例えば、フィールド上に水属性モンスターと《超量妖精アルファン》が存在する状態で《超量妖精アルファン》の効果を発動し、それにチェーンして《御前試合》を発動した場合《超量妖精アルファン》の効果処理は行われません。
《超量妖精アルファン》
一方《ヒーロー見参》等の手札からランダムにモンスターを選ぶタイプのカードは《御前試合》適用中でも手札にフィールドのモンスターと同じ属性のモンスターが存在していれば、発動することはできます。その場合効果処理時にランダムに選ばれたカードがフィールドのモンスターと異なるモンスターであった場合、特殊召喚されず墓地へ送られます。
《ヒーロー見参》
ややこしっ!
まとめ
いかがでしたか?
沢山かきましたが目新しい情報はありましたでしょうか?
まさかカード1枚の裁定の説明だけでこんな文量になるとは思ってもみませんでした。御前試合や群雄割拠の裁定ってホントにややこしいですね…(^-^;
僕も実戦では通算1年くらい御前試合、群雄割拠を使っている身なのですが、コントロール奪取や《名推理》の処理は実は今回まとめてて初めて知りましたし(オイ
という訳でこんな感じで今後もややこしいカードの裁定をまとめてみたりすることがあると思いますのでよろしかったらまた見て頂ければと思います(*^-^*)
それでは今日はこの辺で!
最後まで読んで頂きありがとうございました!(^^)/
マスターデュエルで群雄割拠を使われた時にエクシーズ召喚出来そうな場面なのにできない場面になりました。
なんでや?バグ?仕様ミス?とまで思ってたのですが裁定で決まってたんですね
わかりやすい記事、大変参考になりました!
ありがとうございました!
4u2njq
2020年の裁定で、リバース効果は発動しないと出ておりますがその後の裁定で変更があったのでしょうか?