毎度ありがとうございます。
本日は今週の「週刊デッキランキング」をお届けします。
その中でも、今日は環境デッキにおける「メタ対応能力」について語ろうと思います。
それでは、まず初めに今週のデッキランキングからご覧ください!
→今週ランクインしたカテゴリも、先週までと同様で特筆する点はありません。
一昨日はCP18(コレクターズパック2018)の発売日でしたが、このパックの影響を反映したランキングは来週からですので悪しからずです。
以下は、今週までの週刊デッキランキングを円グラフで示したものです。参考までに。
さて、ここからが本記事の本題となります。
お題は冒頭でも記した通り、環境デッキのメタ対応能力です。
メタ対応能力とは...
・メタを張られた時に如何にかいくぐれるか?
・メタを張られる手段が如何に少ないか?
によって図られます。
僕がなぜこのデッキを書こうかと思ったかというと、
先日行われたブロック代表決定戦で相手に《御前試合》を張られたんですね。
僕は代表戦に【閃刀剛鬼】で挑んだのですが、同デッキの初動はホーネットビットトークン生成(闇・戦士)からの、剛鬼モンスター(地・戦士)を並べてリンク召喚。という初動が多いのですが、
ホーネットビットの発動に対して《御前試合》を発動され、そのまま相手のバーン(相手はトリスタでした)でET終了・・・。
なんともやりきれない感じで大会会場を後にしました。
そして、帰り道で「何がいけなかったのか」を考え、最初に思い浮かんだのが今回のお題、
メタ対応能力
だったんですね。
如何に安定性や爆発力を有したデッキでも、この能力がないと安定した勝利は望めないと悟りました。
ちなみにこの能力は先日のデッキの強さの記事で定義した「除去力」と「機動力」を足して2で割った能力と言い変えることもできます。
※除去力が高ければ、メタを突破できる。
機動力が高ければ、メタに引っかかりにくい。
っと、ここまでで、メタ対応能力とは何なのか?とメタ対応能力の大切さについてご説明させていただいたのですが、
次章は実際に環境デッキにおけるメタ対応能力の一覧について整理した表を作成しておりますのでそちらをご覧ください。
以下は2018.04レギュレーションにおける環境デッキ、【魔術師】【閃刀姫】【リンクユニオン】【セフィラ】系【オルターガイスト】のメタ対応能力の一覧です。
あまり見ないカードもあると思いますので、一部載せておきます。
《電光-雪花-》
《魔法族の里》
《マジック・ディフレクター》
それぞれコメントしていきます。
メタ対応力:69ポイント
ペンデュラム召喚の扱うテーマなので、全体的に魔法メタ・除外メタに弱い傾向があるのですが、このテーマには優秀な除去カードである
《紫毒の魔術師》が存在します。
さらに、メタカードとなるのが永続罠であることが多く、【魔術師】自身が《ツインツイスター》などの除去カードを採用する事で、それらのカードを一網打尽にすることもでき、他テーマと比較してメタ対応力は高い傾向にあります。
一方で、バック除去には弱く、動き止められることもありますが、【魔術師】はアド力、爆発力共に高いため、一度動きを止められたとしても早い段階でまくり返すことが可能でしょう。
メタ対応力:64
【閃刀姫】ほど魔法カード中心のテーマは過去に例があっただろうか?
と思えるほど魔法中心のテーマなので、魔法カードメタにとにかく弱い。
2戦目以降のサイドチェンジでは《ツインツイスター》や《サイクロン》などのバック除去を積むことで、相手の魔法メタカードに備える必要があります。
逆にこれらのバック除去を引ければ、相手の魔法メタを除去できると同時に、魔法カードを自分の墓地に貯められるので、閃刀の『魔法カードが墓地に3枚以上あるときの効果』
を発動できる確率が高くなるため、デュエルを有利に進めることができるでしょう。
メタ対応力:63
リンクユニオンは主に制圧盤面を敷くテーマなのですが、展開途中に手札誘発などの妨害を食らうと、アドバンテージの損失が大きく、巻き返しが厳しくなる傾向です。
展開パターンは《ユニオン格納庫》や《隣の芝刈り》などの魔法カードを使用するパターンだけでなく、モンスターのみで展開するパターンがあるので魔法カードメタだけでは対応しきれないのでピンポイントでメタを貼りにくい傾向があります。
しかし、【閃刀姫】や【魔術師】のように除去カードが豊富にあるわけではないので《インスペクトボーダー》などの1枚に完封されることもあります。
メタ対応力:60
メタ対応力ワースト1位は【セフィラ】系のデッキでした。
現環境で遭遇頻度の高い魔法カードメタに弱く、同時に【魔術師】の《紫毒の魔術師》に当たるような除去カードがないため、魔法メタによる妨害に極端に弱いです。
また、シンクロモンスターや融合モンスターも使用するこのデッキは《次元障壁》もメタの対象に入ります。
さらに妨害は罠カードに頼る傾向があるので《レッド・リブート》にも弱いです。
メタ対応力が低いにもかかわらず、このテーマが環境トップの1つとなれているのは、それをカバーできる安定性とアド力があるからでしょう。
メタ対応力:75
メタ対応力ナンバーワンは【オルターガイスト】でした。
このテーマは罠カードを主体としたテーマにもかかわらず《王宮のお触れ》で完封される可能性は低く、あらゆる永続系のメタカードを《オルターガイスト・メリュシーク》で突破することができます。
また、プレイング次第ですが【オルターガイスト】は《ツインツイスター》や《拮抗勝負》でバックを破られても、手札にリソースが残せるため、
特定のカードで戦況を有利に進めることができたとしても『完封に近いメタを張る』ことが非常に難しいテーマといえます。
それぞれのカテゴリのメタ対応力についてコメントしてみましたがいかがでしたか?
僕も、すべてのデッキの動きを深くまで認識しきれてはいないので、つたないところがあったと思います。
上記テーマのデッキを使われている人なら
「いやココのポイントのつけ方おかしいって!!」
と思われる方もいると思いますので、その際はコメント欄でご教示いただければと思います。
それではまた次回( ^∀^)ノ
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