シンクロモンスターの花形《シューティング・クェーサー・ドラゴン》や《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》。
かつては、これらのモンスターが『出せたら勝ちだろ!』くらいには言われてましたが、高速化&インフレしている現環境ではいかがなものなのか。
今回はそんなところを調査してみました。
まずは効果のおさらい。
《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》
あらゆる行為を無効にし、自身は除外ゾーンにエスケープされます。
この、あらゆる行為を1回無効にするという効果は相手に対し非常に思いプレッシャーを与え、相手の起動力を削いでいきます。
ですが、それならば《シューティング・クェーサー・ドラゴン》でも可能。
《シューティング・クェーサー・ドラゴン》
では近年《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》が優先される理由はどこにあるのか。
《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》が優先される理由は以下の2つであると考えています。
■場持ちが良い
《シューティング・クェーサー・ドラゴン》は1回効果を発動するとフィールドに棒立ち状態になるので《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》に比べて除去されやすく、《強制転移》でコントロールを奪われたら目も当てられません。
対して《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》は効果発動のコストとして自信を除外するので、相手の除去を免れる事ができます。(相手が除去カードを持っていた場合、それにチェーンして無効にするも良し、それ以前に発動したカードを無効にすれば、自身は除外されるので相手の除去カード受けずに済みます。)
つまり《シューティング・クェーサー・ドラゴン》が苦手としていた『相手に2枚以上の除去』を持たれていた場合でも、除去されないというトンデモく除去されずらいモンスターなんです。
一度除外されれば、フィールドに戻ってくるときはメインモンスターゾーンなので、エクストラモンスターゾーンを開ける事が出来きのも、現在の新マスタールールと非常に相性が良いです。
まぁ、その代償としてフィールドが一時的にガラ空きになってしまいますが、、、
次に《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》を優先する二つ目の理由です。
■EX1枠でいい
《シューティング・クェーサー・ドラゴン》は後続に《シューティング・スター・ドラゴン》を特殊召喚できるため、エクストラデッキの枠を2枠を使用してしまいます。
《浮幽さくら》や汎用性の高いリンクモンスターの登場により近年のエクストラデッキのキツキツ度は尋常ではなく、さらにこのタイプのデッキではレベル12シンクロを立てるためのシンクロモンスターも多数採用しなくてはならないので、エクストラ枠は1体でも少なくしたいです。
そんな状況で《シューティング・スター・ドラゴン》を採用しないと極端にお得感が失われる《シューティング・クェーサー・ドラゴン》よりも、単品で高い性能をもつ《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》が優先されやすいという訳です。
また《シューティング・クェーサー・ドラゴン》の効果は”任意”なのでチェーン2以降に除去されると《シューティング・スター・ドラゴン》を呼べないというしょっぱさもあります。
次に《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》への対策についてご説明します。
万能無効効果を持った《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》にも弱点はあります。
それが【壊獣】をはじめとするチェーンに乗らないリリースによる除去です。
これはもう説明不要ですね。
相手モンスターをリリースできるモンスターに対抗できるのは《召喚僧サモンプリースト》くらいでしょう。(リリース耐性持ち)
では【壊獣】等がないときに、出てきてしまった《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》に対してどう対処するか。
《天罰》や《神の通告》の②のモンスター効果を無効にする効果などで《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》の効果を無効にする事ができます。
しかし、ここで覚えておきたいのが、なんとこのモンスターは『帰還までがコスト』。
つまり効果を無効にできてもエンドフェイズにフィールドに帰ってきちゃう処理は適用されるんですね。(何この"家に着くまでが遠足"みたいな裁定)
なので、汎用的なモンスター効果無効系のカードでも一時的な対策しかできない、という非常に厄介な性質を持ったモンスターなんです。
出されてしまった《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》を除去する方法の一つとして、
『除外されてる時に《虚無空間》とか《フォッシル・ダイナ パキケファロ》立てちゃえば戻ってこれないんじゃね?』
と考える方も多いかも知れませんが、これは通用しないんです。
《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》の『フィールドのこのカードをエンドフェイズまで除外して...』という記載は《亜空間物質転送装置》と同じであり、戻ってくるときは特殊召喚扱いではないんです。
なので特殊召喚を封じる効果が適用された状況でも”戻る”という裁定の《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》は難なくフィールドに戻ってきます。(何この”バナナはおやつに入らない”みたいな裁定)
※一方《群雄割拠》《御前試合》《センサー万別》等のカードで帰還できない条件を満たしている場合は、《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》で有れども帰還する事はできず、墓地へ送られることになります。
厄介な性質を持った《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》にも弱点はあります。
それは『エンドフェイズに除外ゾーンにいないと帰還できない』という点です。
効果を使った後の《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》を《異次元からの埋葬》などで除外から墓地へ送る事で帰還を封殺できます。
とまぁ、ここまでで《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》の魅力(と対策と裁定)をお伝えしましたが、ライバルの《シューティング・クェーサー・ドラゴン》にもいいところはあります。
・打点が高い(4000の2回攻撃)
・フィールドから離れない(相手に1キルされる可能性を下げる性能はクェーサーの方が上)
・後続がいる(《シューティング・スター・ドラゴン》の存在は何かと心強い)
という訳で、どちらにもメリットデメリットがあるわけですが、現環境では《コズミック・ブレイザー・ドラゴン》のメリットの方が優先される傾向にあるようですね。(主にエクスラ圧迫の理由が大きいのか・・・?)
貴方はどちらを採用しますか?
以上、コズミックブレイザードラゴンの使い方と対策についてでした( ^∀^)ノ
ブレイザーはS召喚以外で特殊召喚できないです・・・
ご指摘ありがとうございます。
そうでした・・・orz
記事修正しております。
コズミックブレイザーはS召喚でしか特殊召喚できないので、グリオンガンドとかは無理です。
クエーサーよりもコズミックが採用されやすい理由ですが恐らくですがマスタールール4のせいかと思います
除外してフィールドを離れれば戻ってくるのがメインゾーンなので
コズミックってエンドフェイズに強脱とか破壊輪打たれたら死ぬんですかね…?
ターン1がないんでエンドフィイズに再び発動して再び戻って来ます
コズミックブレイザーはS召喚でしか特殊召喚できないので、グリオンガンドと光霊術-「聖」とかは無理です。
そうですね…。ご指摘ありがとうございます!