リンク召喚が導入されてもう2年以上が立ちますが、これまで単体で相手を妨害できるリンク4モンスターが居なかったため、その点においてだけでもこのカードの登場は環境に少なからず影響を及ぼすことが予想されます。
《召命の神弓-アポロウーサ》。
今日はこのカードの使い方と相性の良いカード、裁定について解説していきます。
それではまずは効果の確認からどうぞ!
《召命の神弓-アポロウーサ》
→待っていました!!
縛りの緩い素材から出せて、相手を妨害できる汎用リンク4モンスター!
効果は「相手モンスターの効果を無効」(破壊はしない)なので非常に汎用性が高いですが、効果を使用すると自身の攻撃力が下がってしまうので、うまく使うにはひと工夫いりそうです。
ではどんな風に使ったらよいのか。
次章では、アポロウーサの使い方について解説していきます。
アポロウーサの使い方として以下の3つが考えられます。
展開系デッキを使用する場合、マストカウンターに相手の妨害札(《灰流うらら》や《エフェクト・ヴェーラー》)を打たれてしまうと、ほとんど妨害を構えられないで終わってしまうことになりますが、
モンスター効果全般を無効化できる《召命の神弓-アポロウーサ》を先に出しておくことで、マストカウンターへの妨害を阻止できます。
上記の動画にもある通り、【オルフェゴール】では《オルフェゴール・ガラテア》の効果や《幻影騎士団ラスティ・バルディッシュバル》の効果がマストカウンターです。
それらに妨害札を当てられてしまうと、妨害数が減ってしまいます。
それより前に《召命の神弓-アポロウーサ》を立てることができれば、それらに対する妨害を阻止できるという訳です。
同じことが《ヴァレルロード・S・ドラゴン》でもできますが、こちらも新たな選択肢となりそうです。
消耗戦になった時に、こういう盤面に良くならないですか?
《トロイメア・ユニコーン》や《星杯戦士ニンギルス》は除去札としては優秀なのですが、妨害や耐性効果は持っておらず相手ターンにおいてはバニラと化します。
この様な盤面になった時、従来まではそのままターンを返すしかなかったのですが、このカードの登場で相手を妨害できるカードをフィールドに置いた状態でターンを返すことが可能となりました。
この場合《召命の神弓-アポロウーサ》の攻撃力は1600と、リンク4にしては心許なさすぎる数値ですが、相手の展開を止められると考えれば、上記のリンク3をそのまま置いておく寄りも有効であるシチュエーションが多いです。
「戦闘破壊されたら意味ねーじゃん!」
という意見もあるかと思いますが、戦闘ダメージを最小限に抑えられると考えれば、このカードを採用する意義は十分にあります。(相手の墓地にリソースがある場合や、ET,EDではより優れた働きをしそうです)
もちろんアポロウーサをだすよりもそのまま「(攻撃力2000以上の)リンク3+モンスター」の方が有効なシチュエーションもあると思いますので、何も考えずに《召命の神弓-アポロウーサ》を出せばいいという訳でもないのでご注意を。
また、リンクマーカーも優秀なので、Pテーマであれば返しのターンに+3体EXデッキからP召喚できる点も見逃せません。
攻撃力にこそ不安が残りますが、回数制限のないモンスター効果無効化は雑に強く、メインの最終盤面としても悪くないです。
ただ、やはり戦闘面での不安は残るので、他のカードでケアしたい所。
そこで次章ではこのカードと共に並べたいモンスターカードについて紹介したいと思います。
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→最もシンプルに戦闘耐性を付与してくれるのがこのカード。このカードはリンクモンスター史上最も採用率が高いカードでもあるので、アポロウーサとのコンボを考えなくても無理なく採用できるでしょう。ただ、攻撃力の下がったアポロウーサがサンドバックになる点は注意。攻撃力が0になってしまうと実質モンスターが居ない状態で殴られると同義です。
《双穹の騎士アストラム》
→(1)の効果で相手はアポロウーサと戦闘を行う事ができなくなります。このカード自身も戦闘に強く、また墓地へ送られた場合の効果で相手の高打点のモンスターを除去することができるので、アポロウーサと相性が良いです。
ところでアポロウーサって星遺物ストーリーとなんか関係あるのかな(´д` )?
ネーミング的にはなさそうだけど、イラストの神々しさというか雰囲気を見るとワンチャンあるのではないか?と思ってしまうのは僕だけでしょうか?
→フィールドのカードすべてに「破壊耐性」を付けることができるので、 アポロウーサが苦手とする戦闘破壊から守ることができます。
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→(1)の起動効果が通れば、《幻影霧剣》を2枚セットすることが可能なので、これらで相手の攻撃からアポロウーサを守ることができます。このカードはリンク素材にできないという効果を持っており、このカードからアポロウーサをだせない点は注意。
《サイバース・クアンタム・ドラゴン》
→アストラムと同様、攻撃対象を制限する効果を持っています。
このカード自身は1回限りであれば、戦闘にめっぽう強いのでその点も相性◎。
《No.38 希望魁竜タイタニック・ギャラクシー》
→最後にランク8のエクシーズモンスターです。
アストラム、クアンタムドラゴンと同様、このカードもエクシーズ素材を1つ取り除くことで、攻撃対象を自身に移すことができます。
また、魔法カードの効果を無効にすることも出来るため、《召命の神弓-アポロウーサ》の穴である《サンダー・ボルト》や《精神操作》等をケアすることもでき、2つの意味で相性が良いです。
以上が、《召命の神弓-アポロウーサ》と相性の良いカードです。
逆に言うと、これらのカード一緒に並べないと、以下のカードで対策され、突破されてしまう恐れがあります。
・《閃刀機-ウィドウアンカー》
・《精神操作》
・《無限泡影》
・【壊獣】モンスター
・《ダイナレスラー・パンクラトプス》
・《魔女の一撃》
というか、これらのカードを持たれていた場合、上記の相性の良いカードと並べても(ものによっては)突破されてしまいますね(^_^;)
どんなカードもそうですが、過信は禁物という事です(*´ω`*)
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気になる裁定についてですが、カード裁定は発売日以降でないとわからないので今は質問内容だけ書いておきます。
Q1.同一チェーン上で複数チェーンが組めるか?
A1.組めません。
Q2.効果処理時に攻撃力が800未満になっている場合、効果無効は適用されるのか?
例:《召命の神弓-アポロウーサ》攻撃力800の状態で効果を発動、それにチェーンして相手の《閃刀姫-レイ》の効果で《閃刀姫-シズク》をリンク召喚。
A2.無効効果は適用されません。攻撃力が元々800未満の場合は発動ができません。
Q3.《亜空間物質転送装置》で除外して帰ってきた場合、攻撃力はどうなるの?
A3.《召命の神弓-アポロウーサ》の攻撃力は0になります。
これについては《E-HERO ダーク・ガイア》の例に従うと、戻ってきた《召命の神弓-アポロウーサ》の攻撃力は0になりそうです。
《E-HERO ダーク・ガイア》
まとめ
いかがでしたか?
アポロウーサの使い方3つと相性の良いカード、そして裁定をご紹介しました。
一見めちゃくちゃ強そうにも見えますが、やはり戦闘破壊という穴がある以上、何も考えずに使ったり、このカード1枚を過信するのは禁物です!
ただ、イラストアドが高い為このカードを出すことも目的に展開系を組むという方も多いような気もします。
このカード出すだけであれば、1枚からお手軽に出せる《スケープ・ゴート》や《トーチ・ゴーレム》、《創造の代行者 ヴィーナス》がオススメ。
展開系に組み込むのであれば、展開力が非常に高い【オルフェゴール】や【守護竜】、【水精鱗】などがオススメです。
こんな感じで少なからず環境に影響を与えると思われる《召命の神弓-アポロウーサ》。
皆さんはこのカード、使いますか??
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