《セキュリティ・ドラゴン》が登場してからというもの、価格高騰や禁止可カード候補に挙げられるなど、何かと話題の《トーチ・ゴーレム》。
今回はそんな《トーチ・ゴーレム》の出張についてまとめてみました。
《トーチ・ゴーレム》
《ファイアウォール・ドラゴン》が2枚以上入れられていた時代と1枚の時代で展開方法が変わりました。レギュレーションに応じて各リンクを参照ください。
>>>2017.10レギュレーション編(《ファイアウォール・ドラゴン》2枚以上)
《トーチ・ゴーレム》1枚で《ファイアウォール・ドラゴン》を2体並べてからの展開でFTK(先攻ワンキル)もありますが、FTKともなるとメインデッキに採用する必要があるカードも増えるので出張とは言い難く、これではもはや起業です。
引用:SNOO GAMES様
なので今回は『出張』と言えるくらいのコンパクトな枚数で収まる動きについて解説しようと思います。
先述の通り《トーチ・ゴーレム》一枚からファイアウォールを2体並べることが出来ます。
が、ここで紹介するコンボはそれでは《ファイアウォール・ドラゴン》2枚では飽き足らず、後攻ワンキル盤面までもっていきます!
そのために必要なパーツと手順について確認しましょう!
エキストラ:8枚
・ファイアウォールドラゴン:2枚
・アカシックマジシャン :1枚
・セキュリティドラゴン :1枚
・リンクリボー :2枚
・プロキシー・ドラゴン :1枚
・ヴァレルロード・ドラゴン:1枚
それではまず、それぞれのカード効果についておさらいしておきましょう。
《アカシック・マジシャン》
《セキュリティ・ドラゴン》
《プロキシー・ドラゴン》
それでは、次に手順をご説明します!
■手順
1.《トーチ・ゴーレム》特殊召喚。
2.トークン2体を《リンクリボー》A,Bに変換し、《アカシック・マジシャン》をリンク召喚。同カードの効果で《トーチ・ゴーレム》をバウンス。
3.《トーチ・ゴーレム》特殊召喚。
4.トークン2体を《セキュリティ・ドラゴン》に変換。同カード効果で《トーチ・ゴーレム》をバウンス。
5.《トーチ・ゴーレム》特殊召喚。
6.トークン2体と《セキュリティ・ドラゴン》を《ファイアウォール・ドラゴン》Aに変換(メインモンスターゾーン)。同カードの効果で《トーチ・ゴーレム》バウンス。
7.《トーチ・ゴーレム》特殊召喚。
8.トークン2体と《アカシックマジシャン》で《ファイアウォール・ドラゴン》Bをメインモンスターゾーンにリンク召喚。《ファイアウォール・ドラゴン》Aの効果で手札の効果モンスター1体(効果モンスターA)を同カードの隣に特殊召喚。《ファイアウォール・ドラゴン》Bの効果で《トーチ・ゴーレム》バウンス。
9.《トーチ・ゴーレム》特殊召喚。
10.トークン1体と効果モンスターAで《プロキシー・ドラゴン》をメインモンスターゾーンにリンク召喚。《ファイアウォール・ドラゴン》Aの効果で手札の効果モンスター1体(効果モンスターB)を特殊召喚。
11.トークン1体をリリースして《リンクリボー》Aを蘇生。
12.《プロキシー・ドラゴン》と効果モンスターBと《リンクリボー》Aで《ヴァレルロード・ドラゴン》をリンク召喚。
以上で盤面は自フィールドに《ファイアウォール・ドラゴン》A、《ファイアウォール・ドラゴン》B、《ヴァレルロード・ドラゴン》、相手フィールドに《トーチ・ゴーレム》となりました。
《ヴァレルロード・ドラゴン》は自身の効果で自身のダメージステップ開始時に相手のモンスターを奪うことができるので、与えられるダメージ数は
《ファイアウォール・ドラゴン》A:2500
《ファイアウォール・ドラゴン》B:2500
《トーチ・ゴーレム》 :3000
で、合計8000!!
・・・まぁ、他にもいろいろと動き方はあると思いますが、最もコンパクトに収まるのはこの方法ではないでしょうか?(もっとコンパクトにイケル方法があったら教えてほしいですm(__)m)
エキストラ:8枚
・ファイアウォールドラゴン:1枚
・アカシックマジシャン :1枚
・セキュリティドラゴン :1枚
・リンクリボー :2枚
・リンクスパイダー :1枚
・プロキシー・ドラゴン :1枚
・ヴァレルソード・ドラゴン:1枚
■手順
1.《トーチ・ゴーレム》特殊召喚。
2.トークン2体を《リンクリボー》A,Bに変換し、《アカシック・マジシャン》をリンク召喚。同カードの効果で《トーチ・ゴーレム》をバウンス。
3.《トーチ・ゴーレム》特殊召喚。
4.トークン2体を《セキュリティ・ドラゴン》に変換。同カード効果で《トーチ・ゴーレム》をバウンス。
5.《トーチ・ゴーレム》特殊召喚。
6.トークン2体と《セキュリティ・ドラゴン》を《ファイアウォール・ドラゴン》に変換(メインモンスターゾーン)。同カードの効果で《トーチ・ゴーレム》バウンス。
7.《トーチ・ゴーレム》特殊召喚。
8.トークン2体を《リンクリボー》と《リンクスパイダー》にし、その二体と《アカシックマジシャン》で《ヴァレルソード・ドラゴン》をメインモンスターゾーンにリンク召喚。《ファイアウォール・ドラゴン》の効果で手札のモンスター1体を攻撃表示で特殊召喚。
9.《ヴァレルソード・ドラゴン》効果で特殊召喚したモンスターを守備表示にし、2回攻撃できるようになる効果を適用すうる。
10.《ヴァレルソード・ドラゴン》で《トーチ・ゴーレム》に攻撃。攻撃宣言時にパンプ効果を発動。(3000ダメージ)
11.《ヴァレルソード・ドラゴン》の2回目の攻撃(4500ダメージ)
12.《ファイアウォール・ドラゴン》の攻撃(2500ダメージ)
合計10000ダメージ!!!
《ヴァレルソード・ドラゴン》の登場でワンキルがずいぶん楽になりましたね…。
上記コンボの最小構成は《トーチ・ゴーレム》1枚+ほとんどのデッキに入っているであろう効果モンスター1体だけなので、条件は相当ゆるいように思えます。
しかし、お気づきの方もいらっしゃると思いますが、このコンボEX枠を結構使っているんですよね。
現環境では「エクストラ枠が余っているというデッキの方が少なく」特にランク4などのは大接戦で《鳥銃士 カステル》と《泥酔魔獣バグースカ》どっち採用しようか三日三晩悩んで、結局は《竜巻竜》を採用したなんてことがあるほど、エクストラ枠はキツキツなんですよね。
そんな、エクストラ事情を知ってか知らずか、このコンボでのEXデッキの必要枠は8枠。
まぁそのうち、《ファイアウォール・ドラゴン》と《リンクリボー》と《プロキシー・ドラゴン》辺りは、すでに採用済みと考えても、残りの5枠を確保する必要があります。
なので《トーチ・ゴーレム》出張をするうえでの唯一の条件を上げるならば、EXデッキに余裕があるデッキなのではないでしょうか?
まぁ、EXを多用するデッキでも「割り切ってザックリ既存のEXモンスターを不採用とする」という選択も可能ですが、あまりお勧めしません。
なぜなら、デッキパワーを底上げするための《トーチ・ゴーレム》出張なのに、本来出せるはずであったEXモンスターの選択肢を減らしてしまったら、本末転倒となるからです。
まぁ、このコンボは《灰流うらら》の妨害も受けないしEXを犠牲にしてでも採用する価値もないわけではないのですが、爆発力が上がる分、安定性が損なわれることは頭に入れておきましょう!安定性重要ですw
また、トーチゴーレムを特殊召喚すると、召喚権を失います。
ですが、ファイアウォールドラゴンの(2)の効果で手札からモンスターを出すことは可能なので、トーチゴーレム出張が原因で手札がだぶつくことはないでしょう。
ですが、召喚という行為はできなくなるため"召喚時効果を軸にしているデッキ"との相性はあまり良くないです。
逆に《ファイアウォール・ドラゴン》のおかげでフィールドに出した後、墓地に送ることはできるので、特殊召喚時に発動の効果や起動効果、墓地で効果を発動するモンスターを軸にしたデッキとは相性がいいでしょう。
■まとめ
・メインデッキパーツはトーチゴーレム1枚で後攻ワンキルルートがある
・トーチゴーレム出張が有効に働きやすいデッキの条件は以下の2つ
①エクストラに9枠使っても支障がないデッキ
②召喚時の効果を軸にしていないデッキ
③特殊召喚時効果、フィールドでの起動効果、墓地効果を多用するデッキ
以上、トーチゴーレム出張の条件についてでした!それではまたヽ( ^∀^)ノ
追伸:手札の効果モンスター1体でもワンキルできた・・・。
とても分かりやすく素晴らしい記事でした。お疲れ様です
読んで頂きありがとうございます!そう言って頂けると励みになります(*´∀`*)
上記の手順ですが、10番の「ファイアウォールBとトークン1体でファイアウォールC」はできません。
リンクモンスターを素材とする場合、「リンクマーカー分の素材」または、「1体分の素材」のどちらかにしかなりません。
手順10がよく分からないのですが、ファイアウォールBとトークン1体ではリンク2しかでないのでは?ここでトークンを2体使ってもヴァレルロードまでいくなら必要な効果モンスターは2体で、適当なリンク3も必要ではないでしょうか
リンク4を1体とモンスターを1体で、リンク4をリンク召喚できませんよ。
この場合、リンク4はモンスター1体分の素材にしかなりません。
従って、このケースではリンク2しか出せないハズです。
手順10についてご指摘を頂きありがとうございます。
申し訳ありません。こちら誤りになります。
記事修正させていただきますm(__)m