こんにちはポッターです。
最近、記事の投稿が滞りがちだったので、「これはいかんな」と思い、今週は頑張っています。
(久しぶりの5日連続投稿…)
それでは早速、本題の方にいきたいと思います。
今日はタイトルにある通り、《ヴァレルソード・ドラゴン》が環境でどの程度使用されているのか?について観ていきたいと思います。
まずは効果の確認をしておきましょう。
《ヴァレルソード・ドラゴン》
このカードの効果の肝は以下の3つのポイント。
① 攻撃力UP効果はターン終了時まで続くので、2回目の攻撃で大ダメージを与えることができる。
② (2)の効果は既に攻撃し終えた自分フィールドのモンスターに対しても発動できる。
③ 攻撃宣言時に(2)の効果を発動すれば、《聖なるバリアーミラーフォース》等の攻撃反応型カードの発動タイミングを逃させ、1回目の攻撃を通すことができる。(《リンクリボー》等の誘発効果に対しては、先に相手の誘発効果が発動出来るタイミングとなるので、これは不可能)
相手フィールドに攻撃力3000のモンスターがいる場合、
こちらのフィールドの《ヴァレルソード・ドラゴン》と攻撃力500の守備表示になれるモンスターが攻撃表示で存在していれば1キル達成です。
※相手フィールドのモンスターが攻撃力4000以上であった場合、自分フィールドのモンスターは攻撃力0でも1キル達成です。
この様に《ヴァレルソード・ドラゴン》+モンスターがいれば、ワンキルが視野に入りますし、ワンキルできなかったとしても大ダメージを与えられる可能性の高いカードであることは確かで、活躍できるシチュエーションは多そうです。
そんな《ヴァレルソード・ドラゴン》は環境ではどの程度使われているのか。
「環境では使われているのか?」と題しましたが、使われていることは確かなんですよね。
大会とか出ているとかなりの頻度で遭遇しますもん・・・。
気になるのは統計上の採用枚数から
「ヴァレルソードドラゴン1枚採用は鉄板なのか?」
ですよね。
《ヴァレルソード・ドラゴン》が強いのは分かっているんだけど、そうは言っても、この「EXデッキのキッツキツさに苦しむ」のも現環境を生きるデュエリストの宿命でして…。本当に採用すべきなのかが気になるところであります。
という訳で、環境ではどのくらい使われているかの具体的な数値を確認すべく、今週の集計結果を見ていきましょう。
(統計対象:2大会7デッキ)
《ヴァレルソード・ドラゴン》は採用枚数0.81枚で7位!!
10人中8人が《ヴァレルソード・ドラゴン》をEXデッキに採用しているという計算です。
この数字を見ると「鉄板」という表現よりは
「無難」ぐらいにしておいた方が良いかもしれません。
というか、逆にどんなデッキが《ヴァレルソード・ドラゴン》を作用していないのかが逆に気になったので調べてみました。
2018.07レギュレーションにおいて使用されている、いわゆる環境デッキは、以下のグラフに示したデッキとなっておりますが、
<参考資料>
《ヴァレルロード・ドラゴン》を採用していなかったデッキは以下のデッキのみです。
それはズバリ
《グローアップ・バルブ》非採用の【閃刀姫】です。
【閃刀姫】はガツガツモンスターを展開するデッキではないのですが、《グローアップ・バルブ》を採用する事で、
(手札誘発等の)チューナー
があれば《水晶機巧-ハリファイバー》を経由することで2回攻撃できる状態の《ヴァレルソード・ドラゴン》にアクセスできます。
■手順
1.《閃刀機-ホーネットビット》でトークンを生成。
2.カガリをSS.カガリ効果で《閃刀機-ホーネットビット》回収し、再度トークン生成。
3.チューナーをNS。
4.チューナーとカガリで《水晶機巧-ハリファイバー》。《水晶機巧-ハリファイバー》効果で《グローアップ・バルブ》をリクルート。
5.閃刀姫トークンを《リンクリボー》に。
6.《リンクリボー》と《水晶機巧-ハリファイバー》と《グローアップ・バルブ》で《ヴァレルソード・ドラゴン》をリンク召喚。
7.《グローアップ・バルブ》の効果で自身を蘇生。
【閃刀姫】は手札誘発モンスターを10枚以上採用する事も多いので、上記の動きが出来るタイミングが非常に多く、鉄板の構築だと思ったのですが、
この動きをするための1枚の《グローアップ・バルブ》でさえ採用せずに、より純度の高い【閃刀姫】が結果を残しているというのも事実です。
遊戯王は、カードプールが増え1つのデッキで色々なことができるようになりましたが、
『”純度の高さ”も大切だということも、忘れてはいけない。』という教訓ですね。
攻撃宣言時はターンプレイヤーに優先権があるので、相手プレイヤーがリンクリボー等の任意発動の誘発効果を発動する前にターンプレイヤーがヴァレルソードの効果を発動できるのでは?
リンクリボーは誘発効果(スペルスピード1)でヴァレル系は誘発即時効果(スペルスピード2)なので先にリンクリボーの効果が発動します
基本的にスペルスピードの関係で誘発は先に発動されます(一部例外があります)
攻撃宣言時はターンプレイヤーに優先権があるので、相手プレイヤーがリンクリボー等の任意発動の誘発効果を発動しようとした場合、その前にターンプレイヤーがヴァレルソードの効果を発動できるのでは?
誘発効果(リンクリ)は誘発即時(ヴァレル)の効果より先に発動するルールがあったはず
誘発はスペルスピード1誘発即時はスペルスピード2のため