こんにちは、ポッターです。
今日は、環境で使われている手札誘発モンスターを集計した結果を発表します。
トピックはタイトルにもある通り、ここに来て《屋敷わらし》の採用率が上がっている!!
ということですね。
《屋敷わらし》といえば相互互換であるカードが多数あることや、”墓地のカード”を対象とするので、汎用性で言うと、他の手札誘発モンスターに劣りがちです。
※カードの導線はどうしても”手札(デッキ)→フィールド→墓地”になることが多いので、フィールドに干渉できる《灰流うらら》や《幽鬼うさぎ》、《エフェクト・ヴェーラー》の方が汎用性で勝る。
なので、《屋敷わらし》は登場当初から環境で使われることは稀であったことは確かです。
その証拠に、当ブログの統計における前レギュレーションでの《屋敷わらし》採用率は非常に低いものでした。
以下グラフは、前レギュレーション(2018.04)における「手札5枚時の初手率」をほかの手札誘発モンスターと比較したものになります。
<参考資料>(統計対象:2大会7デッキ)
屋敷わらしの初手率は0.6%でほかのよく目にする手札誘発モンスターと比較すると著しく低いことがわかります。
で、
以下が、今レギュレーション(2018.07)レギュレーション2週目までの手札誘発モンスター初手率です。
わらし初手率6.3%!!!!!(ドーーーーーーン!)
約10倍となった《屋敷わらし》の初手率。
これには絶対に何か理由がある!!
と思い、考えたところ、2つの仮説を導きだしました。。。
仮説1:大衆が《屋敷わらし》の可愛さに気づいた
どんなにガチな環境プレイヤーでも
「可愛いカードをデッキに入れたい」
という気持ちは必ず持っているもの。
可愛い女の子テーマを使っているプレイヤーが「可愛いカード入れたい欲」が強いのは自明の理です。
こうなれば、《屋敷わらし》の採用率が高くなるのも頷けます。
※2次元の黒髪ロングは正義
仮説2:半魔導帯域の採用率が上昇している為
2つ目の仮説はフィールド魔法である《半魔導帯域》の採用率が上昇している為です。
このカードは主に先攻制圧型のお供として採用されるのですが、先攻制圧型の中でも【闇剛鬼】においては3積みされることが多いです。
※【闇剛鬼】とは・・・《D-HERO ディアボリックガイ》や《亡龍の戦慄-デストルドー》等を《終末の騎士》で墓地に落とすギミックを取り入れた、先攻EXリンク成功率の高さに特化したデッキのことです。管理人が「僕の剛鬼と一緒にしてほしくない!」という理由から勝手に名付けました。
今週の除去妨害カードランキングでも《半魔導帯域》の初手率は5.1%で同ランキング11位となっています。
<参考資料>
では、なぜ《半魔導帯域》の採用率が上がると《屋敷わらし》の採用率が上がるのか?
それは《半魔導帯域》の効果を見ると分かってくると思います。
”お互いのメインフェイズ1の間、フィールドのモンスターは、
それぞれの相手の効果の対象にならず、それぞれの相手の効果では破壊されない。”
《半魔導帯域》が発動されている状態では上記の効果が適応されます。
その為、以下の手札誘発モンスターの効果が実質無効化されるんですね。
おまけに、手札誘発モンスターと同様、先攻展開の妨害に使用される《無限泡影》についても《半魔導帯域》の下ではただの紙となります。
上記3枚は《増殖するG》、《灰流うらら》に次いで、汎用性の高い手札誘発なのですが《半魔導帯域》の下では無意味になってしまう・・・そこで白羽の矢が立ったのが、《屋敷わらし》という訳です。
《屋敷わらし》は墓地のカードに影響を及ぼす効果に反応するので、《半魔導帯域》下においても問題なくその効果を発動できるんですね。
まとめ
上記2点が僕が考える《屋敷わらし》の採用率が上昇している理由です。
もし他に理由があれば教えて頂きたいのですが・・・あなたはどんな理由で《屋敷わらし》を採用していますか?
カガリのサルベージ効果や墓穴、γや最近剛鬼などでも見るソウルチャージの存在などかな。
半魔導だけが理由じゃないですね