抹殺の指名者 使い方 デメリット 対策 裁定

抹殺の指名者の使い方とデメリット 対策と裁定について


ひさーしぶりに環境に大きな影響を与えそうなカードが来ましたね!

 

それこそ《墓穴の指名者》以来かも?

 

今回登場した《抹殺の指名者》については強い・弱い、賛否両論あるようですが、

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今日は抹殺の指名者について以下の項目に沿ってご説明していきたいと思います。

 

抹殺の指名者の使い方は?

それではまずは効果から見ていきましょう。

《抹殺の指名者》

速攻魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):カード名を1つ宣言して発動できる。宣言したカード1枚をデッキから除外する。ターン終了時まで、この効果で除外したカード及びそのカードと元々のカード名が同じカードの効果は無効化される。

カード名を宣言することをコストに、自身のデッキから宣言したカードを除外しそのカード名と同名カードの効果を全て無効化する速攻魔法です。

 

「宣言する」効果なので誤解しやすいかもしれませんが、除外するカードは自身のデッキから選択します。

 

主な使い方としては以下の2つが考えられます。

 

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相手の手札誘発を無効化

展開デッキを握っていると最も打たれたくない手札誘発は《増殖するG》ではないでしょうか?

 

 

《抹殺の指名者》が手札にあり、自身も《増殖するG》を採用していれば、相手の《増殖するG》の発動に合わせて《抹殺の指名者》を発動し《増殖するG》を宣言することで、相手の《増殖するG》を無効化することができます。

 

つまり、展開系デッキの天敵となる《増殖するG》を無効化する汎用札が《灰流うらら》《墓穴の指名者》と合わせて合計8枚までデッキに入れることができるようになります。

 

合計8枚となると、40枚デッキで初手5枚に1枚以上これらのカードが含まれる確率は約69.4%です。

 

今までは5枚(うらら2、墓穴3)だったので、初手1枚以上の所持率は50.67%でした。

 

そう、《抹殺の指名者》の登場で20%近く《増殖するG》の回答札を持てる確率が高くなったんです。

 

これは先攻展開が捗るわぁ(*´ω`*)

 

相手が《増殖するG》を持っていなかった場合でも、《灰流うらら》辺りの汎用カードを発動してくれれば、それに合わせて発動することも可能です。

 

※もちろん自身も相手に発動されたカード(今回の例だと《灰流うらら》)を採用している必要はあります。

 

自分のカードを守る

先攻展開が捗る一方で、メタビート系のデッキにもありがたいカードです。

 

 

《強欲で金満な壺》や各デッキのマストカウンターとなるサーチ効果に対して《灰流うらら》を打たれる事ってよくありますよね。

 

それに対して《抹殺の指名者》を発動することで《灰流うらら》で無効にされるハズであったカードの効果を通すことができます。

 

もちろんこれは展開系のデッキにも言えることですが、メタビート系のデッキではそれに加えて、今まで超天敵であった《ハーピィの羽根帚》から自身の伏せカードを守ることも出来ちゃうんですね。

 

僕もメタビート系のデッキを使ったことはありますが、《ハーピィの羽根帚》は一種の割り切り(《神の宣告》伏せられなくて《ハーピィの羽根帚》打たれたらもうデッキを畳むしかない。むしろハーピィが怖くて伏せカード抑えて負けるほうがだめ)だったので、それに対する回答札が増えたのは嬉しい事です。

 

展開系、メタビート系それぞれのメリットがありましたが、いずれにしても先行優位を助長する札であることは間違いないと思います。

 

後攻デッキには追い風…

次に、抹殺の指名者のデメリットについて紹介します。

 

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抹殺の指名者のデメリット

 

後攻となった場合使いにくい

先攻で光る抹殺の指名者ですが、後攻となると話は変わってきます。

 

 

もちろん先攻1ターン目の相手ターンでは魔法カードを発動できませんから、使用するのは2ターン目以降となります。

 

ただこの場合、相手の盤面はミラーマッチでもない限り、そのテーマ特有の妨害札が並んでいることが多いです。

 

もちろん、手札誘発や《無限泡影》による妨害も含まれている場合もありますが、無い場合もある為、腐る可能性が高くなります。

 

上手く使えればいいのですが、相手を捲るカードが単純にー1になると考えると微妙ですよね。

 

 

相手が汎用カードを使用しない場合腐る

相手が《灰流うらら》や《増殖するG》など、いわゆる汎用カードを使用しない場合、抹殺の指名者が完全に腐ることになります。

 

 

例えば【真竜】では、それらの汎用カードを入れない代わりに、テーマ固有の強力なカードや《命削り宝札》、《スキルドレイン》等のパワーカードで戦います。

 

その様な構築を相手にすると《抹殺の指名者》が完全に紙と化します。

 

《墓穴の指名者》であればまだ、活躍するところはあると思うのですが《抹殺の指名者》は完全に腐ってしまいます。

 

汎用性の高いカードに頼らないデッキを相手にすると途端に弱くなるのは《抹殺の指名者》の大きな弱点といえるでしょう。

 

※その分【真竜】【メタビート】は構築によっては戦いやすい環境になるかもしれません。

 

海外との環境差が広がる

これは世界大会を意識する日本人全員に該当するデメリットです。

 

 

抹殺の指名者はVジャンプの付録カードとして登場するのですが、Vジャンプ付録カードって海外(TCGや韓国のOCG)でしばらく刷られないんですよね。

 

例えば《サブテラーの導師》と《トリックスター・キャロベイン》は日本ではそれぞれ2017年9月、2017年12月に登場したカードですが、TCGで発売されたのは2019年1月ですからね。

 

1年以上のブランクがありました。

 

なので、Vジャンプで登場するカードが環境クラスのカードだと、その分だけ海外と日本の環境の差が広がるという事。

 

まぁ、ただ海外との環境差が広がるというだけだったら、僕は普段日本でしかデュエルしないので気にすることは無いのですが、問題は世界大会が海外レギュレーションで行われるという事です。

 

そもそも、《増殖するG》が海外では禁止カードなのでその時点で、普段《増殖するG》を意識した構築・プレイングをしている日本人にとってはだいぶ不利なのですが、それに追い打ちをかけるように、《抹殺の指名者》の登場です。

 

世界大会出場者がこのギャップに押しつぶされなければいいのですが…。

 

という勝手な心配をしている今日この頃です。

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抹殺の指名者対策

抹殺の指名者対策カードを紹介していきます。

 

《アーティファクト-ロンギヌス》

効果モンスター
星5/光属性/天使族/攻1700/守2300
(1):このカードは魔法カード扱いとして手札から魔法&罠ゾーンにセットできる。
(2):魔法&罠ゾーンにセットされたこのカードが相手ターンに破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
このカードを特殊召喚する。
(3):手札または自分フィールドのこのカードをリリースして発動できる。このターン、お互いにカードを除外できない。この効果は相手ターンにのみ発動できる。

→汎用性はそれほど高くないが、《墓穴の指名者》や環境デッキである【オルフェゴール】【サンダー・ドラゴン】にも刺さる。

《王宮の勅命》

永続罠
このカードのコントローラーはお互いのスタンバイフェイズ毎に700LPを払う。
700LP払えない場合このカードを破壊する。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
フィールドの全ての魔法カードの効果は無効化される。

→言わずと知れたパワーカード。

《抹殺の指名者》が流行れば、環境で全体の魔法カード使用率が上がる為、このカードの有効性も上がる。

先攻展開対策にはならない為、サイドからの投入が安定しそう。

《PSYフレームギア・δ》

特殊召喚・チューナー・効果モンスター
星2/光属性/サイキック族/攻1200/守 0
このカードは通常召喚できず、カードの効果でのみ特殊召喚できる。
(1):自分フィールドにモンスターが存在せず、相手の魔法カードが発動した時に発動できる。
手札のこのカードと自分の手札・デッキ・墓地の「PSYフレーム・ドライバー」1体を選んで特殊召喚し、その発動を無効にし破壊する。
この効果で特殊召喚したモンスターは全てエンドフェイズに除外される。

《PSYフレームギア・γ》の魔法カードバージョン。後攻を握らされる時用に入れておいてもいいかも。

 

《刻印の調停者》

効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/攻1800/守1200
(1):相手がカード名を1つ宣言して発動する効果を発動した時、
このカードを手札から墓地へ送って発動できる。カード名を1つ宣言する。
相手が宣言したカード名はこの効果で宣言したカード名になる。
(2):1ターンに1度、フィールドの表側表示のカード1枚を対象として発動できる。次のターンのエンドフェイズにそのカードを破壊する。
この効果は相手ターンでも発動できる。

気持ちいいほどのピンポイントメタ。

さすがに採用しずらいw

 

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そもそも構築から変えることで対策する

《抹殺の指名者》が流行ったら、

 

「汎用性では一歩劣るけど、読まれずらいカード」

 

が流行るかもしれません。

 

例えばメインからの《D.D.クロウ》《スカル・マイスター》

 

これらのカードは対面次第で強力なのですが、汎用性が今一歩なので、メインからの採用はされ辛いです。

 

ですが

 

「抹殺の指名者で無効化されるくらいだったら増Gよりも、こっち入れる!」

 

という発想もなくはない…。

 

抹殺の指名者のせいで構築の段階からより高度な読み合いになりそうな気がします。

抹殺の指名者の裁定は?

抹殺の指名者の裁定で一番気になるのは

 

「抹殺の指名者の効果でデッキの抹殺の指名者を除外した場合どうなるのか?」

 

ではないでしょうか?

 

結論は裁定待ち(発売日以降)なので、後日追記しますが、状況としては以下です。

 

 

甲:増援発動。

乙:《灰流うらら》発動

甲:抹殺(A)でうららを宣言。

乙:抹殺(B)で抹殺を宣言。

 

 

この場合、逆順処理で抹殺(B)の処理が行われ、このターン同名カードの効果の無効化が適用されます。

 

このタイミングでは既に抹殺(B)の効果は適用済みなので、自身の効果で抹殺(B)の効果が無効化されることは無く、

 

次に処理される抹殺(A)のみ効果が無効化されます。

 

よって、《灰流うらら》の効果が通り、甲の《増援》の効果は無効化される

 

という処理になる。

 

・・・ハズです。

 

一見無限ループを起こしそうな状況ですが、適用済みの効果は無効化されないというルールに則ると上記の様な処理になるはずです。

 

類似裁定に《禁止令》があります。

 

《禁止令》

永続魔法
カード名を1つ宣言してこのカードを発動できる。
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、
宣言されたカード名を元々のカード名とするお互いのカードに以下を適用する
(この効果の適用前からフィールドに存在するカードには適用されない)。
●フィールドに出す事ができない。
●カードの発動及び効果の発動と適用ができない。
●通常召喚・反転召喚・特殊召喚できない。
●攻撃及び表示形式の変更ができない。
●素材を必要とする特殊召喚のための素材にできない。

《禁止令》で《禁止令》を宣言すると、それ以降《禁止令》を発動、セットできなくなるという裁定があります。

 

Q:《禁止令》で《禁止令》を宣言した場合はどうなりますか?
A:それ以降の《禁止令》を出すことができなくなります。

引用:遊戯王Wiki

 

禁止令でその時発動した禁止令が無効化されるってことはない、という事がわかります。(無限ループは発生しない)

 

禁止令の類似裁定を見ても、コナミが《抹殺の指名者》に対する特殊裁定を出さない限り上述の処理となるのですが、この手のカードはどう転ぶか分からないので、使う際はしっかりOCG事務局に確認を取りましょう。(このページにも確認が取れ次第記載します)

 

 

聞いてみた結果↓

 

 

調整中とか一番ヤバイ…

 

か・ら・の!!

 

登場2日後の2019年5月23日…

 

コナミから以下の裁定を頂きました。

 

TSU・YO・I!!

 

 

まとめ

抹殺の指名者について纏めてみましたがいかがでしたか?

 

抹殺の指名者が環境に与える影響は良くも悪くも大きそうですね。

 

そして、自分が一番懸念しているのは先攻有利が助長されるという事。

 

Gが通りにくくなる分、先攻で最高盤面を作りやすくなります。

 

え…これってもしかして

 

「よりジャンケンの腕を鍛える必要が出てくる」ってことじゃね!?

 

マナー違反行動集動画に次いでジャンケン必勝法試してみた動画でも作るか…

 

一方、後攻デッキを使うとしても、抹殺の指名者を意識して《増殖するG》や汎用札を入れないといった選択も視野に入ります。(また構築を変えねば(*´Д`))

 

それにしても

 

ここまで影響力のあるカードがVジャンプ付録カードって

 

これは書店戦争が置きそう(´;ω;`)

 

※買い占めろとまでは言いませんが、確実に高くなるカードなので3枚は確保しておきたいですね。

 

それではまた次回お会いしましょー!

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