こんにちはポッターです。
今日は汎用レベル7シンクロモンスター《F.A.ライトニングマスター》(フォーミュラアスリートライトニングマスター!略してライマス!)について触れていこうと思います。
それではまずは効果の確認から!
《F.A.ライトニングマスター》
→(1)の攻守アップや、(2)の貫通ももちろん魅力的ですが、今回衝撃が走ったのは(4)の魔法・罠カードの効果を無効にする効果です。
※ちなみに無効化対象は「カードの発動」ではなく「効果の発動」です。
この効果は、約8年前に環境に多大なる影響を与えた《真六武衆-シエン》とほぼ同等の効果であるにもかかわらず、
素材に指定がない
事によって、いかなるデッキでも採用できるカードとして環境に影響を与えるのではないか?と注目を浴びています。
《真六武衆-シエン》
《真六武衆-シエン》登場以前は手札誘発モンスターもそれほど多くなかったため、相手の展開を妨害する手段は速攻魔法や罠カードによるものが多かったです。
その筆頭であったのが《奈落の落とし穴》でしたが、《真六武衆-シエン》および、同カードを出すまでの展開ルートで発動することができない為、《真六武衆-シエン》登場以降採用率が大きく減少しました。
当時は【六武衆】が全盛期というのもあったのですが、カード1枚で、ここまで環境に影響を与えるものなのかと驚いていた記憶があります。
それを踏まえたうえで、今回の《F.A.ライトニングマスター》の特徴を振り返ってみましょう。
① 素材指定のないレベル7シンクロ
→レベル4+手札誘発モンスターなどいろいろな方法で出せるので幅広いデッキで採用可能!
② 魔法、罠カードの効果発動無効
→ここまで汎用性の高い「置物」となるレベル7シンクロは初めて!環境に影響は?
③ 攻撃力は1回効果使用で(2100→1500)となる。
→守備表示にするか攻撃表示にするかはシチュエーション次第。
④ 貫通効果
→ET等、ここぞというときに役に立つ。
この記事では①と②について解説していきます。
素材指定ないってすごいですよねー。
「チューナーが機械族指定」くらい、ついても良かったのではないかと思いますが、ないんだからしょうがない。
色々な方法でシンクロ召喚しちゃいましょう。
全レベルの中で最もカードプールの多いレベルである”レベル4”と汎用性の高いチューナーがそろっている”レベル3”手札誘発モンスターでシンクロ召喚できちゃいます。
この方法であれば特別なギミックを仕込まなくてもレベル7シンクロにアクセスする手段となるので、《F.A.ライトニングマスター》をとりあえず入れておくだけでも、それなりに活躍してくれるでしょう。
《亡龍の戦慄-デストルドー》。このカードの登場により、レベル7シンクロモンスターが格段に出しやすくなりました。
同カードは《竜の霊廟》や《竜の渓谷》、《終末の騎士》等で簡易に墓地に送ることも出来ます。
《水晶機巧-ハリファイバー》から出てくる《シューティング・ライザー・ドラゴン》は自身の効果でデッキの任意のレベルのモンスターを墓地へ送ることで、そのレベル分自身のレベルを下げることができます。
なのでフィールド上に《水晶機巧-ハリファイバー》+レベル6以下を持つモンスターが居れば、あとは相手ターン中に《水晶機巧-ハリファイバー》の効果で《シューティング・ライザー・ドラゴン》を呼び出し、続けて《シューティング・ライザー・ドラゴン》のアクセルシンクロ効果で《F.A.ライトニングマスター》を呼び出すことができます。
《水晶機巧-ハリファイバー》であらかじめ《幽鬼うさぎ》を用意しておけば、
《幽鬼うさぎ》+《F.A.ライトニングマスター》
という盤面を構築することもできます。これは結構強い。
同じ条件で《水晶機巧-グリオンガンド》をS召喚することもできるので、EXデッキにどちらを採用するかも含め検討しましょう。
【F.A.】で活躍出来るのはもちろんですが、シンクロ召喚が得意なテーマであれば投入しておいて損はないカードとなるでしょう。(特に制圧が得意なテーマとは好相性)
次に、《F.A.ライトニングマスター》が環境に影響を与える影響についてお話ししましょう。
汎用レベル7シンクロが来た!!!
とは言っても、世はEXデッキキッツキツ時代の真っただ中。
同レベルで、汎用性の高い(全体除去)効果を持つ《ブラック・ローズ・ドラゴン》でさえ、環境での採用枚数は0.09枚(27位)です。
あ
<参考資料>
《ブラック・ローズ・ドラゴン》
これは100デッキあったら9デッキくらいは《ブラック・ローズ・ドラゴン》を採用しているという計算になり、これがチューナーではないシンクロモンスターの最高順位です。
※環境の【閃刀姫】をメタることができる《ナチュル・ビースト》でさえ0.06枚(30位)です。
この熾烈な戦いを極めるエクストラデッキ枠の争奪戦において、《F.A.ライトニングマスター》はどこまで食い込んでいけるのか…?
考えてみたいと思います。
まず確認しておきたいのが、
《F.A.ライトニングマスター》がどのような使われ方をするか
です。
それが《ブラックローズドラゴン》を超えるのか、超えないのかの判断材料になってきますので、
以降で《F.A.ライトニングマスター》がどんな使われ方をするのかを見ていきます。
遊戯王において「置物(おきもの)」の重要性は非常に大きいです。
ここで言う置物とは「相手の盤面にかかわらず出しておいて損はないカード」という意味で、《F.A.ライトニングマスター》は「置物」なることができます。
一方で、《ブラック・ローズ・ドラゴン》の効果は確かに強力ですが、この効果は相手の盤面をひっくり返すことに特化した効果であり、
「①相手の手札リソースが潤沢な状態」であったり、「②相手のフィールド上に存在するカードが少なかったり」する場合には有効な効果ではありません。
そして、上記の①,②の状態というのはデュエル開始直後の状態でもあるんですね。
なので、誰しも直面するであろう「デュエル開始直後」という状態で、有効に働けないというデメリットを《ブラックローズドラゴン》は持っています。
もちろん、これはカードの役割の話なので、《ブラック・ローズ・ドラゴン》の強力な効果を否定するわけではありませんが、活躍できるシチュエーションの多さという意味では《F.A.ライトニングマスター》が勝ると言えるでしょう。
世はEXデッキキッツキツ時代の真っただ中!と先ほど言いましたが、この状況を助長しているのが、【剛鬼】(闇)や【リンクユニオン】、【SPYRAL】をはじめとした、いわゆる先攻制圧をするデッキの存在です。
この先攻制圧の特徴は《ファイアウォール・ドラゴン》と【トロイメア】各種を絡めたリンク召喚を連発することにより、最終的に【トロイメア】の相互リンクと《トライゲート・ウィザード》の相互リンク3効果を合わせた非常に堅固な盤面を敷くことなのですが、
デメリットとしてEXデッキの枠を大量に割く必要があるというのがあります。
このデメリットゆえに《浮幽さくら》の効果で展開の中核とある《ファイアウォール・ドラゴン》を抜かれたり、マストカウンターを当てられて展開が止まったりすると脆い部分があるのですが《F.A.ライトニングマスター》を採用しておけば、妥協ルートを増やすことができるため、展開の柔軟性が高まります。
※《ファイアウォール・ドラゴン》を抜かれても、ある程度の盤面を敷けるようになるのはデカい!現在の【SPYRAL】の《SPYRAL-ボルテックス》の様な存在になれる可能性を秘めている。
また、これらのデッキの最終盤面は相互リンク3の《トライゲート・ウィザード》と【トロイメア】の2~4耐性に加え、【SPYRAL】であれば《SPYRAL-ボルテックス》、【リンクユニオン】であれば、《ABC-ドラゴン・バスター》が付加要員としているのですが、これらの付加要員の代用として《F.A.ライトニングマスター》が使えるのではないかと思っています。(具体的なルートは考えられていないですが…)
上述の通り、EXデッキキッツキツ時代なので、安易に採用はされないと思いますが、「素材指定がない、且つ出しやすいレベル」なのでより効率的な展開ルートが発見されれば、このカードの需要は一気に高まると予想しています。
【F.A.】は元々海外のテーマなのですが、この度発売されるEP18(EXTRA PACK 2018)で逆輸入されます。
EXTRA PACKと言えば、2017年版で【SPYRAL】が逆輸入された際は、海外では登場していなかった《SPYRAL-ザ・ダブルヘリックス》が日本で新規カードとして収録され大変なことになりました。
今回も以下のカードが日本で新規カードとして収録されることになっています。
《F.A.シャイニングスターGT》
効果は《F.A.ライトニングマスター》と対となる「効果モンスター」を無効にできる効果であり、《F.A.ライトニングマスター》と並べることでより強固な盤面とすることができそうです。
引用URL:https://www.youtube.com/watch?v=x-NyrsT7D2w
作成者様:Shark YGOPro様
【F.A.】が海外のカードプールで環境で活躍しているという話は聞きませんが、それは【SPYRAL】も同じことでしたので、
【F.A.】環境ワンチャンある!?
と期待しならがらEP18の発売を待つとしましょう。
以上、《F.A.ライトニングマスター》の使い方と環境に与える影響についてでした!
長文となりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
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マスマティシャンそんな凶悪な効果持ってたっけ?
マスマティシャンはレベル4以下でしたね!ご指摘ありがとうございます!訂正します!
[…] <《F.A.ライトニングマスター》は別記事> […]