こんにちはポッターです。
今日は「展開系デッキで使える魔法罠カード」という事で、大量展開をするデッキで使いたいカードをまとめてみました。
展開系デッキを使われている方、もしくはこれから使おうとされている方はこの記事を見て頂き、カード採用可否の検討作業に使っていただければと思います。
カードをご紹介していく前に「展開系デッキ」の要素として
これだけは押さえておいた方が良い
というポイントをご説明させて頂きます。
これだけは押さえておいた方が良いというポイント、それはズバリ
貫通力
です。(正式名称ではないとは思いますが…)
要は、
妨害を受けても、自分の目指す盤面に到達することができるか?
が展開系デッキにおいては非常に重要になってきます。(これ以外にも、「初動札の割合」や「ゴミ札の少なさ」等ありますが今回は割愛いたします。)
その貫通力を上げるためには、今回紹介する「展開系で使いたいカードをいかにバランスよく採用するか」が自ずと重要になってくるので、
じっくり吟味していってください。
それでは参りましょう!
※展開を補助する【モンスターカード】についてはこちら
展開系デッキで使える魔法罠カードを「ドロー系」「サーチ系」「墓地落とし系」「リクルート系」「蘇生系」「EXデッキ利用系」「その他」のジャンルに分けて紹介していきます。
→必須パーツの多いデッキでは使用を控えた方が良いですが、2ドローは相手にとって脅威。ここで《灰流うらら》を打たせて、後の展開に繋げたい所です。
《強欲で貪欲な壺》を発動された側としては、このカードに《灰流うらら》を打つべきか、後続のカードに《灰流うらら》をうつべきかを悩むことになると思いますが、僕はこのカードに《灰流うらら》を打つ派です。(《PSYフレームギア・γ》の流行り具合に寄りますが)
→シンプルなデッキ圧縮カード。結構採用されている方がいらっしゃいますが、僕は展開系デッキにこのカードを入れるくらいであれば手札誘発モンスターや他の初動札を入れちゃいます。
→使い勝手は良いとは言えませんが、うまく行けば、相手の手札誘発や捲り札等を捨てさせつつ、1ドローできるので悪くない一枚です。後攻で引くと腐ることが多いのでサイド向けかな・・・?
→展開札、特にモンスターカードは墓地で効果を発動するものも多いので、状況次第で手札ー1が気にならない程の爆発力を生み出せます。
また相手が発動して来た《増殖するG》を無視して展開(Gツッパ)し、相手の手札がデッキの枚数を越えたところで、このカードを発動し、ライブラリアウト(デッキデス)による勝利を狙うのも手。
→【ライトロード】モンスターを大量に雇わないと事故率が上がってしまいますが、2ドロー、2墓地落としは非常に優秀。
→手札コストが必要な状況が多いデッキであれば、採用が検討できます。後述の《おろかな副葬》をコスト無しの《成金ゴブリン》にすることも可能。
→2対2の手札交換を行う事ができるカードの代表格。
カテゴリに限定しない手札交換であれば、他には以下のものがあります。
《強欲なウツボ》(水属性:手札2枚をデッキに戻し、3ドロー)
《七星の宝刀》(レベル7:手札フィールド(表)1枚を除外し、2ドロー)
《星呼びの天儀台》(レベル7:手札フィールド(表)1枚をデッキボトムに戻し、2ドロー)
《調和の宝札》(攻撃力1000以下のドラゴン族チューナー:手札から捨てて、2ドロー)
《天空の宝札》(天使族・光属性:手札から1枚除外し、2ドロー。同ターンSSとバトルできない)
《闇の誘惑》(闇属性:2ドロー後に1体除外、除外できないと手札を全て墓地へ送る)
→最近は、《フィールド魔法》を展開の起点にするものも多く、それらのデッキでは必須カードなります。
→自分が使うフィールド魔法に加え、相手フィールドにセットするカードとして《半魔導帯域》等を採用すれば、相手はフィールド魔法の上書きができなくなるので、妨害札としての役割も果たせます。
→展開札の代表格である《終末の騎士》や《ダークグレファー》《切り込み隊長》、《ジャンク・フォアード》等をサーチできる。いつの時代でも重宝されるカードです。
→先述の《ソーラー・エクスチェンジ》と同様、【ライトロード】モンスターとセットでの採用が前提となりますが、こちらは雇うライトロードが2,3枚でも機能するので、前者と比較して採用しやすいです。
→《閃刀機-ホーネットビット》とセットで閃刀姫出張することで、デッキ圧縮・展開札サーチ、そして墓地の魔法カードが3枚以上であればアドバンテージも稼げる。有能。
通常魔法
このカードを発動するターン、自分は魔法・罠カードをセットできない。
(1):このカード以外の自分の手札が2枚以上の場合、その手札を全て除外して発動できる。デッキから魔法カード1枚を手札に加える。
→《ソウル・チャージ》や《隣の芝刈り》などのパワーカードを引き込める。セットできないデメリットも展開系デッキであれば、気になりません。手札除外を利用できるテーマであればなお良し。
→その汎用性の高さたるや。万能と言ってもいいんじゃないか…?
とりあえず採用で。
展開系で見かけることは少ないかもしれませんが、先述の《錬装融合》や後述の【ファントム】罠等、墓地で効果を発動する魔法罠を墓地へ送れば、アドバンテージに繋げることもできる。
→手札を1枚捨てつつ、ドラゴン族を墓地へ送れる。ドラゴン族には通常召喚権を使用せずにフィールドに出せる《覇王眷竜ダークヴルム》や《亡龍の戦慄-デストルドー》がいるので、わりと良く採用されています。《テラ・フォーミング》に対応しているのもポイント。しかし、発動時に《サイクロン》等で破壊されるとコストが損になってしまうので、手札を墓地へ送りたい状況が少ない構築であれば後述の《竜の霊廟》の方が優先されます。
→【青眼】や【聖刻】ではお馴染みのカードですが、《覇王眷竜ダークヴルム》や《亡龍の戦慄-デストルドー》が登場したことで、様々な展開デッキで採用されるようになりました。
→パワーカ―ド。自分のデッキを60枚にしておけば初動で20枚近くのカードを墓地に送ることができ、それが丸々リソースになります。OCGでは40枚に近い構築が好まれる傾向のためか、そこまで流行っていませんが、TCGでは60枚デッキに対する抵抗が薄いためか使用率が高く、2018年5月に禁止カードに指定されています。
→レベル1には《グローアップ・バルブ》や《ジェット・シンクロン》等の優秀な展開札が多いため、展開系デッキにも無理なく組み込めます。
→手札誘発モンスターとして採用できる《幽鬼うさぎ》もリクルートできる為、これ用にモンスターを採用しなくても、自然に組み込める。最近では《サイコトラッカー》や《サイコウィールダー》《Dr.フランゲ》がセットで採用されることが多い。
→【ヴァレット】モンスターもセットで採用する必要はありますが、発動条件やその後の誓約がないので扱いやすいです。
→ライフコストこそ要しますが、相手のフィールドに状況を問わない発動条件に加え、【HERO】には非常に展開力が高い《D-HERO ディアボリックガイ》(《E・HERO エアーマン》→《V・HERO ヴァイオン》からアクセス)が存在するので展開系デッキ(特に【剛鬼】)での採用率が高かったためか、2018.10の制限改定で制限カードに指定されました。純粋に【HERO】を使っている方は完全に巻き添えを食らった形になります。もうちょっとやり方があったのではないか。
→あまり使われていませんが、通常モンスターを混ぜているデッキであれば一考の余地あり!
→発動条件がない点は優秀ですが、その後の誓約がきついので注意。
→【機械族】テーマに限らず、攻撃力500以下の機械族は優秀なカードが多いため、当該モンスターを含むカテゴリが登場するたびに注目されるカードです。2体リクルート、デメリットなしは強いよぉ。
→相手の墓地からも蘇生できちゃう、問答無用で強いカード。一方で事故要因にもなりうる側面も持ち合わせているので採用されない場合もわりと多いです。
通常魔法
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できず、
このカードを発動するターン、自分はバトルフェイズを行えない。
(1):自分の墓地のモンスターを任意の数だけ対象として発動できる。
そのモンスターを特殊召喚し、
自分はこの効果で特殊召喚したモンスターの数×1000LPを失う。
→バトルフェイズを行えないデメリットがあるので、先攻1ターン目で引きたいカード。このカードがあれば誘発1,2発は普通に掻い潜っていけます。《死者蘇生》と同様、事故要因にもなりうるので、採用するのであれば、このカードの能力を最大限に発揮すべく、妨害札は抑えて、初動となるカードを増やした構築にした方が良いと思います。
ここから4枚は装備カードの紹介となります。
→レベルこそ指定しますが、その効果は《早すぎた埋葬》さながら。
→手札を捨てることがメリットになるデッキではオススメ1枚。僕も【剛鬼】で《聖騎士の追想 イゾルデ》のコスト用に使用していましたが使用感は良かったです。
→除外を能動的にするようなデッキでは悪くない効果ですが、そうでないと腐りやすいので注意。
→先攻1ターン目の展開でも相手が発動してくれた手札誘発モンスターを蘇生することができるので、問題なく使うことができます。なのですが、そもそも手札誘発モンスターを発動してくれない事もざらなので、僕は使ったことないんですよね。
《幻影剣》(ファントムソード)
→自身を除外することで墓地の【幻影騎士団】モンスターを蘇生する効果を持っています。
【幻影騎士団】は自身の効果でデッキ内のファントム魔法・罠をサーチOR墓地送りできるので、展開デッキに【幻影騎士団】として出張させるのも悪くないです。
各カードの効果についてはこちらを参照ください→幻影騎士団リンクで展開
《幻影翼》(ファントムウィング)
→こちらも《幻影剣》と同様の蘇生効果を持っています。(1)の効果もかなり似ていますが、条件なしなら上昇値の高い前者を採用でいいと思います。ただ、(2)の効果は名称ターン1なので《幻影剣》2、《幻影翼》1という感じで両方採用するのもあり。
《幻影霧剣》(ファントムフォッグソード)
→先の2つと異なりこのカードは妨害にも使用できます。
《剛鬼再戦》
→【剛鬼】モンスターもセットで採用する必要がありますが、剛鬼モンスターは「このカードがフィールドから墓地へ送られた場合にデッキから剛鬼カードを手札に加えることができる」というチート染みた共通効果を持っているので、リソースを保持しながら最終的にこのカードの発動までもっていくことができます。
このカード1枚+剛鬼モンスターを4枚前後採用したデッキが巷では【剛鬼】デッキと呼ばれています。僕は認めてません。
→《閃刀姫-カガリ》とセットで採用する事で、召喚権を使わずに2体のモンスターを並べることができます。先述の《閃刀起動-エンゲージ》でサーチも可能。
→単品で出張しても良し。【幻影騎士団】とセットで出張しても良し。《聖騎士の追想 イゾルデ》や《No.86 H-C ロンゴミアント》の素材になれるのもデカいですね。
→詳細は《簡易融合》のページを参照。
→《ジェムナイト・ラズリー》と光属性通常モンスターを墓地へ送り《ジェムナイト・セラフィ》を融合召喚すれば、実質通常召喚権を使わずにフィールドにモンスター2体を用意出来る。
このカード3枚に対し、ゴミとなるのが《ジェムナイト・セラフィ》と光属性通常モンスターになるので、有効札とゴミの比率は3:2とそこそこ。光属性通常モンスターを別の用途でも使える様なデッキであれば悪くない出張セットである。
《ジェムナイト・セラフィ》
《ジェムナイト・ラズリー》
→【戦士族】デッキでは手札コストとして大変重宝します。《聖騎士の追想 イゾルデ》で能動的に墓地へ落とせるのもポイントで、実質ノーコストで《トロイメア・ゴブリン》等の効果を使用することができます。
→このカードの登場で展開系デッキが大幅に力を増しました。対メタビート系とのマッチアップでは必須の1枚。環境次第ではメインデッキからの採用が良いこともあります。
→展開を決めることが命題である展開系デッキにとって、相手の手札誘発と1対1交換が出来るこのカードは非常に優秀ですが「このカードが手札来てしまったために初動が引けなかった」という状況は結構あるので採用枚数は慎重に考えたいところです。
→先攻展開では相手の《エフェクト・ヴェーラー》、《無限泡影》、《幽鬼うさぎ》を紙に変えることができるカードです。また、後攻でも《オルターガイスト・シルキタス》や《閃刀機-ウィドウアンカー》等、対象を取ったり破壊したりする効果は多いので重宝します。
→詳細は《封魔の矢》のページを参照。
まとめ
前回の「展開系デッキで使えるモンスターカード」に引き続き、魔法罠カードでもまとめてみましたが、いかがでしたか?(抜けてるカードが無いか心配…。)
世はまさに大貫通時代。
貫通してナンボ!!
貫通こそ絶対的正義!!
貫通こそロマン!!
という風潮ですが、僕は性格がひねくれているので、実はそこまで貫通しなくても良い派なんですよね。
相手に妨害されてターンエンド。からの
相手のターンに《御前試合》なんか開いたりしたいタイプです。
まぁそんな僕でも貫通の重要性は重々理解しているつもりなので、今回この記事にまとめさせていただきました。
展開系デッキを組む際に、ご利用いただけたら幸いです!
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